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2008年11月

2008年11月27日 (木)

植物エネルギー 第273話 ~植物エネルギーと音楽の夕べ~

 2009年1月24日(土)、植物たちのエネルギーとステキな音楽とワインとステキなディナーのコラボレーションがあります。ぜひお越しください。

 コラボする音楽アーティストは今年、運命的な出会いをはたした草舞弦という二人と競演させていただきます。ステキな音色と私の植物写真スライドトーク。今からドキドキしています。場所はステキな画廊喫茶チャオ」さんです。

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画廊喫茶チャオ(札幌市北区北24条西4丁目 モンレーブビル3F
TEL/FAX (011)736-3434 もしくは

(株)植物エネルギー(堀田)Tel(Fax) (0133)-23-3792

E-mail:maruho@hoku-iryo-u.ac.jp

フライヤーも作っちゃいました。見てください。

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 なお、2009年1月16日~1月28日まで「チャオ」さんでミニ写真展も開催します。新しい写真集、植物エネルギーストラップ、DVDなどの販売も予定していますのでお楽しみに!フライヤーも完成しましたのでアップしますね。

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2008年11月22日 (土)

植物エネルギー 第272話 ~ミノルタSRT101, PROVIA400X & パラダイス~

 さあ、雨宮亮のためにも早速前向きなブログを書き始めよう。

 今日私の愛用しているミノルタSRT101で撮影したポジフイルムのお話をします。以前のブログにも書きましたが、私が18歳のときに親父にねだって買ってもらった思い出のカメラなんです(そのカメラではあまり撮影しませんでしたが(笑))。今はどこにでもこのカメラを持ち歩いて、気軽に撮影しています。このカメラは北17条西3丁目にある(有)イケハラ・パラダイス・カメラ修理センター「パラダイス」の池原社長が丁寧に整備してくださった優れものです。この社長、カメラの修理に関しては天才的で、恐らく日本でも何人もいない国宝級の人でしょう。なんたってカメラや写真をこよなく愛しちゃってますから。かなり濃い人なので、なんとなく・・・って感じで生きている人が行って、なんとなくカメラや写真のことを話しちゃうと・・・体験してみて下さい(笑)。かなり濃い生き方をしている私でも・・・正直に言います。ドヒャって感じでした。

 前置きが長くなってしまいました。ミノルタSRT101のお話を少しだけ。正確にはSR-T101だそうです。発売は1966年(昭和41年)。ミノルタ初のTTL測光方式を取り入れた一眼レフカメラです。もちろん電池が無くても撮影できる重宝なカメラです。なんたってこの頃のカメラは人が作ってますからね・・・。カメラ全体に作った人の思い、愛が満ち満ちています。私も最近はマニュアルカメラにはまってます。先週もニコンF2ペンタプリズムの未使用ボディーをパラダイスさんから買ってしまいました。完全マニュアル機で、ISO感度の設定すらありません。「お前さんの好きに撮りな!カメラは頑丈に作っておいたからさ」。カメラが私に語ってくれました。来春からはこれにマクロレンズをつけて、Velvia50で植物の元気を撮らせてもらいます。私の感性だけで撮る!どんな感動が得られるのか、今からワクワクです。

 おっと、今日はSRT-101のお話でしたね。今回は初めてPROVIA400Xという感度の高いポジフイルムを使ってみました。手持ち撮影ですので、シャッタースピードを速めに設定するためです。撮影場所は十勝は大樹町から襟裳岬、札幌は茨戸近くのせき止湖から見たお月様。初めての夜間バルブ撮影をトライしました。それから北海道医療大学近くの畑のど真ん中から見た昇る朝日まで・・・ご覧になって下さい。

 先ずはPROVIA400Xのフィルムの現像が終わったスリーブ全体の様子です。

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 なかなか良い感じです。私個人的には結構作品レベルもあると思っています。

 で、この中から何枚かお気に入りを選んでみました。

 先ずは・・・これです。

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 えりも町の黄金道路から広尾方向を撮影しました。Velvia50よりは色味が浅いですが・・

 で、あまりに海の波が、波の波動が心地よかったので、真正面からも写してみました。

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 たまたま海鳥がファインダーの中を横切りましたが・・・この泡立ち感が私は好きです。

 お次は、初めての夜間(正確には朝5時ころ)、自宅を4時半ころに出発し、通勤途中の道路傍から茨戸川の向こうにお月様がとってもキレイだったので、思わず道端に車を止めて三脚とカメラを取り出し、初めてのバルブ撮影をトライしてみました。レリーズは持っていなかったので息を止めて手押しで撮影しました。絞り値はf 5.6。時間はなんとなく直感で・・・声を出してつぶやきながら「1、2、3、4、・・・・・20」まで数えた所でシャッターを離す。相当ラフに・・・でもISO400ならこのくらいでバッツチリっていう直感がありました。

 で、こうなります。

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 これってどうなんでしょう。私は初めての撮影だったので、◎をあげてます。図にのってもう一枚。

 目でみるとお月様はまあるいのになあ・・・・。フィルムに写すと別の世界ですね。

 まあいずれにしても、夜間撮影もマスターできそうです。

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 そのまま車に乗って、いざ職場へ・・・なんですが・・・大学近くの畑に傍から朝日が昇りました。

 秋に播いた小麦が霜で凍っています・・・。でも生きているんですね。この弱弱しいと思える冬の朝日にだって、この小麦を生かすためのエネルギーになるのです。

 北海道の大地には、身近なところに「生きる」エネルギー満載です。ミノルタSRT101でそのエネルギーを撮影してみました。皆さんも1970年代の一眼レフカメラ+ポジフィルムで北海道のエネルギーを撮影してみませんか?

 なんのための生きているのか・・・きっと北海道の大地、北海道の植物、いや、私たちの身近なところにいる植物たちがきっとその答えを教えてくれるはずです。

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 書き忘れてしまいましたが、使用レンズはMD20mm f 2.8 ワイドレンズです。

2009年2月13日から一週間、FUJIFILM SQUARE(東京ミッドタウン)富士フイルムフォトサロンで開催する写真展春の植物エネルギー ~勇気と元気~に出典予定の新作の中から何点かを2009年1月24日(土)、3時間限定でお見せします。

 美味しいお食事とワイン、それと・・・今回はステキな音楽とのコラボまでしちゃいます。

 今年、運命的な出会いをはたした草舞弦という音楽アーティストお二人と競演させていただきます。ステキな音色と私の植物写真スライドトーク。今からドキドキしています。

日 時:2009年1月24日(土) 

午後6時半~7時半(ステキな食事とワイン)

午後7時半~(植物写真スライドトーク&草舞弦さんの演奏)
 
場 所:
画廊喫茶チャオ(札幌市北区北24条西4丁目 モンレーブビル3F
     TEL/FAX (011)736-3434
会 費:4,000円 

申し込み締め切り:2009年1月22日(木)

申し込み先:

画廊喫茶チャオ(札幌市北区北24条西4丁目 モンレーブビル3F
TEL/FAX (011)736-3434 もしくは

(株)植物エネルギー(堀田)Tel(Fax) (0133)-23-3792

E-mail:maruho@hoku-iryo-u.ac.jp

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2008年11月21日 (金)

植物エネルギー 第271話 ~『痛恨の極み』・・・そして・・追悼~

  私の人生の中で大切な教え子で、ライバルで、友人で、我が子のように愛した教え子が逝った・・・・。その名は雨宮亮。東北大学大学院薬学研究科 東北大学薬学部 分子制御化学講座の助教だった。私が北海道大学薬学部時代、有機化学をわき目も振らず命がけでやっていた時の友人で、今や世界的にも有名な研究者の一人になった山口雅彦教授の重要なスタッフとして活躍していたと聞く。新進気鋭の有機合成化学者として日本の将来の有機化学を担うはずだった・・・。痛恨の極み・・・それ以外に思いつく言葉が出てこない。さらにご家族の気持ちを考えると・・・やはり安っぽい言葉などだせるはずがない。

 今日は何か独り言をつぶやきたい気持ち。さりとて、一人でつぶやいていただけでは、どんどん気持ちが闇に向かって進んでしまう。雨宮亮のことを想う時、北海道医療大学で過ごした14年間の思い出が走馬灯のように駆け巡る・・・

 彼と初めて出会ったのは11年前の11月末・・・ちょうどこんな季節。彼が大学2年生、生薬学の実習の時だった・・・。それまで愛していた有機化学を捨て、私が北大薬学部を辞職し、北海道医療大学薬学部に戻ってきてから2年目。私が39歳のときだった。

 先ず当時の私の気持ちを回想しよう。私が心血注いでやってきた有機化学が体からスッポリ無くなり、心が空洞状態だった。決めたことは「有機化学はもはやできない、やらない」、「とにかく3年間は母校にいて全力でもがいてみよう」、「植物と漢方の修行をしよう」、「後輩たちに何か熱い思いを伝えよう」。その4つだけだった。自分の生きるための大きな自信、支えだった有機化学に対する愛、熱意が無くなり、最初に何か行動できたことは4番目の「後輩に熱い思いを伝える」ことだけだった・・・。

 そんな思いが伝わったのかどうか・・・大学2年生だった雨宮亮、小澤くん、吉田くんの3人がいつしか私の研究室に毎日通い始めた。母校に戻ってもっとも強く感じたことは母校の学生たちの感性がとてもすばらしいということだった。15年半北大薬学部の学生と接していただけに、その差の大きさに感動を覚えたことを今もはっきり覚えている。「何かをやりたい」、「自分が何者かを知りたい」。ほとんどの学生がそんなキラキラした目を持った学生たちだった。決して大学の成績が良かったわけでもない彼らは貪欲だった・・・。私も学生時代、やはり何かをやりたくて、何かを真剣に学びたくて大学2年の時に寺島正直教授の研究室に通い、当時助手だった関興一現北海道大学教授にみっちり有機化学の基礎を教えていただいた。そして、有機化学をベースに独学で生化学、薬理学・・・を楽しく理解することができ、薬剤師の国家試験程度の勉強は3年生になる前に全て終わって、残りの2年間は自分のやりたいことをのびのびにやって卒業できた。4年生になって国家試験用の特別な勉強もしたことはない。だから、私のやり方を伝えただけだが・・・3人が競い合うようにして大学指定の教科書以外の分厚い専門書を何冊も読破するまでに、そう時間はかからなかった。そして私と同じように4年生になる前に薬剤師国家試験程度の勉強は楽しく終了してしまった。北大薬学部時代に味わえなかった大きな感動をもらい、母校でも何かやれるかもしれないと・・・そう思わせてくれたのは・・・心熱き学生たちだった。

 中でも、雨宮亮・・・北海道医療大学薬学部の歴史を塗り替えた真の武士のような男だった。彼の知識欲は宇宙の果てまで広がっていたのではないだろうか・・・。彼の知人の話しか知らないが、何をする時も分厚い専門書を持ち歩き、知識を深めることが趣味のようになっていたそうだ。そして4年になり・・・「先生にお世話になりましたが、日本で超一流の大学研究者に合ってみたい。そのために他大学の大学院受験に挑戦したい」と言った・・・

 迷わず、東北大学薬学部の若き有機化学者、山口雅彦教授を紹介した。熱い男だったからだ。有機化学を愛していたから・・・。だから紹介した・・・。医療大学薬学部から北大薬学部以上の大学院受験者は初めてだったが・・・彼はトップに近い成績で合格した。当然のことながら、ほとんど勉強せず、北大薬学部の大学院試験にもトップクラスで合格し、彼の実力は全国レベルであることを彼自身の手で証明した。彼は喜んだ。そして・・・卒業ぎりぎりまで私の実験を手伝ってくれて・・・当然ながら薬剤師国家試験も余裕を持って合格した。彼の名誉のために言っておくが、彼は最初から試験の成績が良かったわけではない。大学院受験を目標に勉強したわけではない。ただ自分の心の欲するままに学んだだけなのだ。

 彼の大学時代、同期やその後の後輩に残していった功績は、はかりしれない。雨宮亮、小澤くん、吉田くんたちのオーラは他の同期の学生たちへの波紋となっていった。雨宮亮、小澤くん、吉田くんに影響されて勉強する学生も増え、彼ら自身もまた成績の良くない他の学生たちに彼らの知識を惜しみなく分け与えていたのだ。自分の勉強はまったくせずに・・・。結果、この年の国家試験合格率は相当高くなった。私が母校に戻ってきて13年を過ぎたが、最も感動をくれた学年だ。教員の私が何かのきっかけを作り、学生たちが良い意味で切磋琢磨し、能動的に学びあう。その先頭を走ってくれたのが雨宮亮、その人だった。さらに、彼が東北大学薬学部の大学院試験にトップレベルの成績で合格したことはすぐに後輩たちに広まった。勉強は自分との戦い。受身になったらモチベーションは下がる。負けない、折れない心を育てるために学問はある。戦いは戦術や戦略でするものではないことを歴史がちゃんと教えてくれている。『志気』、これしかない。彼は医療大学薬学部の『志気』を高めてくれた。そして彼の全てが私の『志気』を相当高めてくれた。

 私の知っている雨宮亮はここまでだ。

 その後東北大学薬学部時代の彼の毎日の行動は詳しくは知らない。が、彼はさらに上のレベルを目指していたことは想像に難くない。友人の山口教授からは「彼はすごいよ。頑張っているよ」という話しか聞いたことが無い。で・・・世界レベルの研究者、山口雅彦に請われ、彼のスタッフになり薬学博士の称号を得た。その後のことは、たまに雨宮亮に電話をしても彼の口からはグチや彼の成果を直接聞いたことがなかった。昨日、かつての私の同志(有機化学者)たちから電話をたくさんいただいた。「彼は山口雅彦研究室のメンテーマ全てを任されていた。頑張っていたんだよ」、「色々な学会などの裏方も全部やってた」、「彼の人柄はすばしかった」、「お世話になった、だからいつか恩返ししたい」・・・。山口雅彦にも私から電話をした・・・電話の向こうから憔悴した声で「すみません・・・」、「申し訳ない・・・」という言葉が返ってきた。私に言っているのではないことがすぐに分かった。自分自身に言っていた・・・言い聞かせていた。

 雨宮亮が東北大学薬学部でどれほど一生懸命、全力で、命を懸けて生きていたのかがハッキリと理解できた。そして山口雅彦の雨宮亮に対する思い、期待していたものの大きさが伝わってきた。

 最早私の知っている雨宮亮ではなかった。世界に羽ばたこうとしていた新進気鋭の若き有機化学者・・・だった。将来の有機化学を担う、誰よりも心優しく、熱く、一途で、真っ直ぐに生き抜こうとした心優しい有機化学者だったのだ。

 私の教え子だった雨宮亮。自己修行を続け、いつしか私の想像をはるかに超えるステキな人間になっていたなんて・・・。「雨宮に会えて、私の方こそありがとう」と心から大きな声で言いたい。しかし・・・とてつもなく悲しいことも事実だ。このブログを書いていても涙が止まらない、止まらない、止まらない、止まらない、止まらない、止まらない、止まらない・・・・

 思うままに支離滅裂な文章を書いてみても・・・やはり・・・切ない!

 やはり・・・痛恨の極み!・・・これ以外の言葉が見つからない。

 24年前・・・私の恩師、及川先生も39歳で逝った。そして私の教え子も33歳という若さで逝った・・・。有機化学を愛し、魅入られた人たちだった・・・

 私もかつては有機化学を愛し、魅入られた者の一人だった・・・。しかし、私は生きている・・・。今の私のできることは・・・彼らの思いを背中にしょって、人が地球の上で「生きるとは何か」を考え、実践し、答えを見つけ、前向き生きようとする人たちに言葉ではなくビジュアルに伝えていくことなのかもしれないと思い始めている。

 恩師、教え子も一番輝いている時に逝った・・・

 この意味は私にとってとてつもなく大きい。彼らの輝きを消すような生き方だけはできないことはハッキリしている。

 が・・・雨宮亮。私が彼から託された思い、願いはきっと今の私には想像もできないほどに大きく、重たいものなのだろう・・・

 私のできることの全ては、いつの時も笑顔で前を向き、彼以上の輝きを放てるような人間になること。その修行を続けることしかなさそうだ。

 何があっても・・・!

 そして、いつの日か私が彼の元へ行ったときに美味しいお酒を飲みながら、語り合えるような生き方をする。それしかない!

 最後に私から、現世から旅たつ雨宮亮の魂に贈る写真を1枚・・・

 彼は学生時代、写真部の部長だった・・・

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 雨宮亮には昇る日輪の光が最高にお似合いだ!

 

 

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2008年11月19日 (水)

植物エネルギー 第270話 ~北方系生態観察園のエンレイソウ~

 久しぶりに北海道医療大学・北方系生態観察園の植物たちの紹介です。

 今日はユリ科の延齢草(エンレイソウ)くんです。

 学名(ラテン語名、世界中どこでも通用する名前)はTrillium(トリリウム) apetalon(アペタロン)と言います。Trillium(トリリウム)は各部、特に葉が3枚あることからついた名です。Triとは3のことです。apetalon(アペタロン)は花弁のないという意味です。延齢草くんには花弁は無く、花のように見えるのは、実はガク片なんです。ちなみに白い花を持つオオバナノエンレイソウくんやミヤマエンレイソウくんには花弁はちゃんとあります。

 延齢草くんは種間交雑が激しく、北海道だけでも。アカミノエンレイソウ、クロミノエンレイソウ、アオミノエンレイソウ(ここまでは北方系生態観察園に自生しています)、ヒダカエンレイソウ、トカチエンレイソウ、コジマエンレイソウ、トイシエンレイソウと色々あります。

 日本名の延齢草(エンレイソウ)くんの由来は2説あるそうです(野草の名前 春、山と渓谷社)。

 1つめは、アイヌ語からきたという説。”エマウリ”と延齢草のことを呼んでいたのが、エムリ → エムレ → エンレイと変化したという説。

 2つめは、この植物はもともと薬用植物として使われており、その薬用部分は根茎で、延齢草根として知られています。牧野和漢薬用植物図鑑(北隆館)にちゃんと掲載されています。中国では民間薬として、高血圧、神経衰弱、胃腸薬として使われいたこともあり、そのことから、名前がエンレイソウになったという説。

 また、「アイヌと植物」(福岡イト子著)には、「延齢草の名は、(芽吹いてから花が咲くまで15年もかかり、長生きをしなければ花にまみえることなし)に因る」とも書かれており、イモのような根の根の年輪を数えると、何年生きたか識別できるといいます。

 いずれにしても、漢字名はとても縁起の良い名であることは間違いありません。

 で、北方系生態観察園内に自生する延齢草くんをご覧になって下さい。おそらく全てアカミノエンレイソウくんだと思います。

 では芽出しから・・・

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 いやはや一口に延齢草くんの芽出しと言っても様々ですよね(笑)。芽出しは、日当たりの良い場所なら4月上旬から始まります。

 枯れ葉をコートのように着込んだ芽出し・・・寒がり屋さんなのでしょうか・・・

 春のお日様は日ごとにどんどん高くなっていきます。芽出しが始まると・・・あっという間に・・・蕾(花に見えるのはガク片なので・・・正確には蕾とは言わないのでしょうね)になって・・・下の写真左はなんかファインダーを覗いていても、思わず吹き出してしまいそうなくらい滑稽な姿ですよね。

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 こんな花芽もあります。下左の写真。尖ってます。開花直前の姿もなんともいえない。咲いちゃうと・・・これはいつも見ているエンレイソウくんですね。

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 北方系生態観察園内ではニリンソウくんもいっしょに咲いています。そんな姿もなかなか愛らしい。

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 ね、この写真は順光(じゅんこう、私の背中にお日様がいます)で撮影しました。ニリンソウくんの白とエンレイソウくんの燕脂色をいっしょに撮影するのは露出が結構難しいんです。なんとか雰囲気を出せました。

 延齢草くんのすばらしいのは逆光(私の正面にお日様がいる状態)で、花(正確にはガク片ですが)を太陽の光に透かしてみると・・・全く別人に変身します。

 こんなふうに・・・

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 上の2枚の作品・・・何か雰囲気怖くないですか(笑)。下の2枚と比べてみてください。

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 やっぱりこちらの方が品があって、優しい延齢草くんに見えますよね。さきほどの2枚の延齢草くんは怒っている延齢草くんだと私は思います(笑)。何が違うのかは・・・ご自分で見つけてくださいね。

 さらに私の好きな延齢草くんをお見せします。

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 いやー良いですねえ。この色をカメラのファインダーの中で見ていると、どんどん「生きる」エネルギーが湧いてきます。なので「生命(いのち)色」と名づけました。朝9時頃までの限定色です。

 ここから先の延齢草くんは、北方系生態観察園のではありません。一口に延齢草と言っても・・・本当に様々です。

 下左はなんていう名前なのでしょうね。今年神居尻山で初めて見ました。下右はアオミノエンレイソウくんでしょうか・・・。昨年暑寒別岳で会いました。

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 さらに・・・

 両方とも十勝は日高山脈の麓で会ったのですが・・・。下左はミヤマエンレイソウくん、下右は・・・花弁がピンク色・・・これもミヤマエンレイソウ???なんでしょうか・・・。まだまだ修行が足りませんね(笑)。

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 最後は実で締めましょう。

 下左はアカミノエンレイソウくんの完熟した実。右がクロミノエンレイソウくんの完熟した実です。アオミノエンレイソウくんの実の傑作はまだ撮っていません。今年こそ・・・デス。

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2008年11月17日 (月)

植物エネルギー 第269話 ~札幌大通り公園 ⇒ 襟裳岬 ⇒ 走行距離~

 先週末、襟裳岬周辺の植物たちの調査&来年7月4日、5日に開催予定の『第3回漢方・薬用植物観察会 出前講座 in えりも岬』の打合せに行ってきました。植物たちはもう冬ごもりの季節。半分以上は深い眠りについているようでした。今回の課題はガマズミとミヤマガマズミの識別、ズミ(コリンゴ)とエゾノコリンゴの識別でした。なんとか自分の問題を解決できたので大満足。結局はミヤマガマズミだと思っていたのはガマズミで、エゾノコリンゴだと思っていたのがズミ(コリンゴ)だったことが分かりました。その他マユミの完熟した実、サンショウの実がはじけた後の外皮(薬用部分そのもの)、キハダ(生薬名、オウバク)の実にも会え、相当満足です。

 さて先週は仕事の付き合いで大通り公園近くを歩きました。コンパクトデジカメで夜の撮影も・・・

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 満月でした。

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 イチョウのライトアップされた姿も格別ですね。今の所夜間の撮影はするつもりはないのですが・・・いずれ・・・月明かりに照らされた植物たちも良いかもですね。

 私は、太陽の光に照らされた植物たちの姿が好きなんですがね(笑)。

 で、脈絡は無いのですが・・・一気に襟裳岬周辺にいきます(笑)。

 先ずは私の大好きな、大雨が降っても決して濁りことのない清流のある森の奥。どんどん日高山脈に近づいていったのですが・・・どんどん冬眠した木々が多くなって・・・。そうなんですねえ、山奥はすでに冬なんでした(笑)。

 夏、この辺りは濃い緑一色。目から植物たちの元気が飛び込んできます。さあ来年は3月から植物たちの勉強です。カンジキの用意もしなくては・・・

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 ここは私の撮影ポイントの1つ(植物の数がすごい!)。でも危険なんですけど(笑)。

 広尾方面を見てます(東の方向です)。

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 で、襟裳岬の西海岸へ移動。

 いつか笹をステキに撮ってみたい。とは思って・・・

 西海岸までの途中は笹の大群落です。

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 ここは、夏になるとものすごい種類、数の植物たちでいっぱいになる断崖絶壁です。来年6月中旬まで植物たちはお休みです。

 強風の中にすっくと立って瞑想すると・・・襟裳岬の大地のエネルギーがしみこんできます。 

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 日が沈むのが早い。セピア色っていうのかしら・・・ステキです。

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 結局フジクロームVelvia50を3本ほど使いました。良い作品があれば後日お見せしますね。

 で、今朝通勤の途中にふと私の愛車の走行距離を見ると・・・

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 祝100,000Kmです。3年3ヶ月で王台に乗りました。以前乗っていた車は8年半で200,000Km。今度は300,000Kmはいきそうですね(笑)。

 愛車の名前は『影8番艦』なんですよ。どこかで見た人もいるかもです。私が大好きで、こんな男なりたいという艦長が乗っている帆船の名前なんです。

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2008年11月13日 (木)

植物エネルギー 第268話 ~植物エネルギー作品発表会&新作発表会~

 今日は2つのイベントをご案内します。

1つ目は2008年12月9日(火)に開催する『植物エネルギー』作品発表会

2つ目は2009年1月24日(土)に開催する予定の堀田清の植物エネルギー』新作発表会です。

 先ずは『植物エネルギー』作品発表会から。

皆さん、今年開催した合計4回の植物エネルギーを感じる撮影会、いかがでしたか?
 マクロレンズとVelvia50を使い、自分の選んだステキな植物に近づいて、窒息しそうになりながらも息を止めてスローシャッターで撮影する。きっとご自分の選んだ植物たちから「元気=気」をたっぷりいただいたことでしょうね。
 
 さらに、合計3回の講評会で、皆さんの作品に対する熱い思いもたくさんの言葉で語っていただきました。私も皆さんの熱い思いに大変感動させていただきました。ありがとうございました。
 
 そして、2009年2月19日~23日まで、新札幌のサンピアザ、「光の広場」で開催する写真展、『植物エネルギー from 堀田清、駒井千恵子&パラダイス 』に出典するご自分の作品を「これが最高だ!」と言い切っていただく会を開催いたします。出典するご自分のポジフイルムをマウントして会場まで持ってきてください。
 
 美味しい料理、お酒、飲み物、そして美味しい堀田の軽いトーク(笑)で楽しい一時を過ごしましょう。ふるってご参加ください。
 そして来年もまたステキな植物たちの元気を撮影しに行きましょう。
 来年は今年以上に植物エネルギー撮影会を増やしていきます。
 よろしくお願いします。そして皆さん、どうもありがとうございました。

 
 日 時:12月9日(火) 午後6時半~
 
 場 所:なかむら堂(札幌市北区北17条西3丁目 メゾンクレスト北大前Ⅱ1F
     TEL/FAX (011)726-5200
 会 費:一般(3,500円)、学生(3,000円)
 
 定 員:20名(お店のスペースの都合です。20名になった所で締め切らせていただきます。)
 
 申し込み締め切り:12月5日(金)

 お問い合わせ・お申込:
  富士フィルムイメージング(株) 担当:加藤
  TEL:011-241-7162(AM9:00~PM17:30) FAX:011-231-6519
  e-mail:zm-30-syasin@fic.fujifilm.co.jp
 
  
 主催:(株)植物エネルギー、(有)イケハラ・パラダイス・カメラ修理センター、富士フイルムイメージング(株)

 次に堀田清の植物エネルギー』新作発表会のご案内です。

 来年2月13日から一週間、FUJIFILM SQUARE(東京ミッドタウン)富士フイルムフォトサロンで開催する写真展春の植物エネルギー ~勇気と元気~に出典予定の新作の中から何点かを2009年1月24日(土)、3時間限定でお見せします。

 美味しいお食事とワイン、それと・・・今回はステキな音楽とのコラボまでしちゃいます。

 今年、運命的な出会いをはたした草舞弦という音楽アーティストお二人と競演させていただきます。ステキな音色と私の植物写真スライドトーク。今からドキドキしています。

日 時:2009年1月24日(土) 午後6時半~
 
場 所:
画廊喫茶チャオ(札幌市北区北24条西4丁目 モンレーブビル3F
     TEL/FAX (011)736-3434
会 費:4,000円 

申し込み締め切り:2009年1月22日(木)

申し込み先:

画廊喫茶チャオ(札幌市北区北24条西4丁目 モンレーブビル3F
TEL/FAX (011)736-3434 もしくは

(株)植物エネルギー(堀田)Tel(Fax) (0133)-23-3792

E-mail:maruhogenkinotane@mail.goo.ne.jp

 なお、期間は未定ですが、画廊喫茶チャオでミニ写真展も開催します。写真集、ポストカード、手作りセッケン『すずしろの花』、その他新しいグッツの販売も予定しています。お楽しみに!

 補足です。草舞弦さんの音楽は・・・特別です。男性の杉中さんの三味線(私たちの知っている津軽三味線の音色とは全く異質・・・たとえば襟裳岬の先端で風の音を聞いているような・・・そんな感じです)。それからセリ科植物のエゾニュウで作った楽器(4mもあるので運べない、ので、今回は無し)。それからもう一人ステキな女性アーティストのゆう呼咲亜弥(ゆうこさあや)さんのタンブーラーと声・・・。さてさて私はどんな植物の写真をスライドで流せば良いのか・・・(笑)。兎にも角にも、私自身が草舞弦の音色を感じてみたいのです。

 

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2008年11月10日 (月)

植物エネルギー 第267話 ~青森県産の杉田米(すぎたまい)~

 今日2本目のブログの更新です。

 青森県に住む私の友人で、英国国立園芸協会・日本支部のガーデニングマスターで園芸デザイナー「土土舎花花舎(ととしゃかかしゃ)」のSさんから先日お米が届きました。本日初めて口にしようと思ってます。

 その名も杉田米というのですが・・・。これはたぶん本物だと思いましたので、私のブログユーザーに情報のおすそ分けです。

 ある新聞記事の抜粋です。

『杉田修一さんの田んぼを訪ねた。農薬、化学肥料だけでなく堆肥も使わない米作りに取り組んで15年。最初は周囲の視線は冷ややかだったが、1.3ヘクタールの水田を一人で耕す。5年間は10アールあたり三俵(一俵60キロ)程度に激減した。一般の水田の1/3だ。その後10年でミミズやホタルが戻り、土壌が健康状態を取り戻す。年を追って収量も増え、安定した。田植え、除草、稲刈りなど総労働日数はわずか13日ほど。稲わらを水田に返し、実だけをいただく。農薬代、肥料代はゼロ。安全・安心な米として市価の倍で売れる。「米作りは最高の楽農だよ」と笑う。今年、新たな実証に挑んでいる。30年間休耕してきた30アールを復田した。ほとんどの稲株はピンと立つ。根元まで太陽の光が届く。稲足が長い。秋の稲刈りを思い「今からワクワクする」という。』・・・杉田米(すぎたまい)とはこんなお米。それを今日味わっちゃう。私の方がワクワク。

 私がお付き合いしている中小屋温泉そばの野口農園の農産物も大変美味しい。今年その美味しい理由が分かった。野口農園で使う水は遠くから引いてきた農業用水ではなく、野口家が守ってきた木々がいっぱいの山から流れる水をため池に溜めて、それを使っている。だから美味しい!

 畑作は、1つの作物だけを作っていると3年で連作障害を起こし、収量ががっくり下がる。なので、さらに、化学肥料や堆肥を畑に入れて地力を回復しないと次の年にはやはり収量が下がる。でもそれはたぶん一過性。病気になったら西洋薬で表に現れた症状を治すように、本質的な問題解決とは程遠い。そしてどんどんと地力が下がっていく。そんな作物を食べている人間の免疫力もどんどん低下していく。そして、病気になったら・・・科学をふんだんに使った西洋薬を使う。毎年ちょっとずつ・・・心のエネルギーも低下していく。私には負の循環に陥っているのように感じられる。本物のお米、イモ、白菜、キャベツ、ダイコン、イチゴ・・・本物を見たり、聞いた入り、食べたり・・・私たちの周りに本物があまりにも少なくなってしまった。だから本物を手に入れるためにはそれ相応のお金がかかるのもしごく当然。量があって安いものとは・・・・???。私たちの身の回りには広義の意味では”偽装”という言葉がピッタリのものがいかに多いか。私たち自身があまりにも”楽””便利”、を求めすぎた故に・・・どんどん本物が減っている。人が作ったものではなく、機械の作ったもののどれほど多いことか・・・。本物を知るためには・・・自ら学習するしかない。何か問題が起きてから○○○(政治家、製造業者・・・)のせいだ!ことさら自分の無知をさらけ出しているようにしか思えず、目頭が熱くなる。便利になった以上、遊びや笑いにだけ精を出すのではなく、無理無理時間を作って本物を学習する時代だと思う。”楽””便利”を追い求めてきた私たち庶民にも相当責任があるはず!

 でも・・・植物だけは機械で作ることはできない。どんなにお金を出しても・・・すぐには増えない。元に戻らない。

 北方系生態観察園内のカタクリさんもエゾエンゴサクくんもニリンソウくんも・・・全て毎年たくさんたくさん咲き乱れる。農薬も科学肥料も堆肥をあげなくても毎年どんどん増える。連作障害もない。ただ、笹を駆除して太陽の光が地面を照らすようにしただけで・・・。森の中の植物たちはお互いに放出する自家中毒物質を消しあっているのかもしれない。そうとしか考えられない。何故カタクリさん、エゾエンンゴサクくん、ニリンソウくんたちに連作障害が起きないのか?こんなことを研究している人はいないのかしら?とっても大切なことのように思える。

 杉田さんの田んぼはきっと雑草のように思える色々な植物たちがはびこって、長年溜まった毒を浄化し、土の力が上がって虫もつきにくく、栄養満天の土地になったのでしょう。

 15年・・・。一度失った土の力を回復するのに要する時間。お金をかけてもなんともならないものの1つ。北海道医療大学・北方系生態観察園内の森の元気を取り戻すまでに、故縣先生と私が始めてからまだ12年目。あと3年たったら・・・もっとすばらしい森になるに違いない。

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植物エネルギー 第266話 ~北方系生態観察園の二輪草(ニリンソウ)~

 今日からまた一週間が始まります。北海道医療大学・北方系生態観察園の植物たちから元気をもらってくださいな。

 今日はニ二輪草(ニリンソウ)くんです。

 学名(ラテン語名、世界中どこでも通用する名前デス)はAnemone(アネモネ) flaccida(フラシーダ)と言います。Anemoneとは地中海産のアネモネのギリシャ名で「風の娘」という意味です。flaccida(flaccidus)とは柔軟な、ぐにゃぐにゃしたとい意味。確かに可憐なニリンソウの花が春風に揺られている様子はまさに名前の通りかもしれませんね。

 日本名のニリンソウは・・・1つの株に二輪のお花が咲くからということらしいのですが・・・、実は・・・ニリンソウでも一輪だったり三輪だったりすることもあるんですよ。私は最高で四輪のニリンソウを見つけたことがあります。ちなみにサンリンソウという名の別種の植物もいます。 群生するので「ああきれいだなあ~」と早足に通り過ぎてしまいがちな植物なのですが・・・見所はいっぱい!

 先ず白いお花・・・ではあれは花弁状のがく片なんです。で、植物図鑑には5~7枚って記載されていますが・・・最高9枚のがく片の二輪草もいますし、8枚ってのはフツウです。がく片(花びら)の形もぷっくりしたものから細身、さらにはダイモンジソウのような形状まで様々です。しゃがんだり、腹ばいになって見て上げてくださいナ(笑)。そこには上から目線とは全く違ったニリンソウくんの世界を見ることができますよ。で、ポジフイルムで接写。ここには最高の感動があるはずです。1980年代までの中古の一眼レフカメラは非常に丈夫で、まだまだ使えるものがたくさんあります。札幌市北区にあるカメラショップ「パラダイス」を訪れてみてください。カメラ修理のスペシャリストの池原社長が丁寧に教えてくださいますよ。私の持っている1980年代のカメラは全て池原社長が完璧に仕上げてくださったものばかりです。

 さて、前置きが長くなってしまいましたが・・・

 二輪草くんの芽出し・・・、これまたステキです。

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 なんか・・・「おはよう」、「やっと出たね」とか・・・お互に会話しているようだと思いませんか?ファインダーを見ていると、思わず笑ってしまいます。

 で、蕾もまたぐっとくるものがあります。

 ほんと、色々な蕾があります。ほんのりと先っぽがピンク色をした蕾(下左)や赤い蕾(下右)まで・・・実に様々です。

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 まだまだ・・・

 下の左の作品はこれまで開催した写真展で最も人気があった作品です。私のスタッフに言わせると「不朽の名作」だそうですが・・・いかがでしょう。作品名は「生命のぬくもり」デス。下の右側の作品は「風の舞い」といいます。私は右側の方が好きなのですが・・・。いずれにしても両方とも来年の東京へ連れていきますのでよろしくデス。手焼きのクリスタルプリントをご覧になって下さい。パソコン上で見るよりも10倍以上はステキです(笑)。

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 二輪草くんのがく片(花びら)を一度後ろ側から見てください(下左)。なかなかステキです。下の右側は北方系生態観察園内の散策路の両側が白いニリンソウくんでいっぱいになった様子です。歩いているとニリンソウくんの元気をもらえること間違いなしです。

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 さらに・・・

 白い花(がく片のこと)だけではありませんよ(笑)。白、緑、ピンク三種類の色が混ざっています(下左)。先っぽがほんのりピンク色をしたニリンソウくんもいます(下右)。

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 さらにさらに・・・、ミドリニリンソウくんだっています。様々なミドリニリンソウくんがいますからね。色々なコレクションを持ってますが・・・これまでで一番ステキだったのが縁が白くt中央が濃い緑色(下左)をしたミドリニリンソウくん。今年の写真展でも展示しましたが、かなりの人気者でした。

 逆に最も珍しいと思ったのが下右のミドリニリンソウくんです。これ・・・お花に見えますか?

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2006年2月、2008年2月に富士フイルムフォトサロン札幌で開催した写真展の全てを私のホームページ「元気の種」に掲載しています。ぜひご覧になって下さいませ。

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2008年11月 7日 (金)

植物エネルギー 第265話 ~北方系生態観察園の片栗(カタクリ)~

 今日も北海道医療大学・北方系生態観察園の植物たちを紹介しましょう。

 北海道の身近な植物たちの中で最も人気の高いかもしれませんね。その名は片栗(カタクリ)さんです。

 北方系生態観察園内では蝦夷延胡索(エゾエンゴサク)くんよりも少し遅れて動き始めます。そうですね・・・4月の中旬辺りからその芽出しに会うことができます。

 先ずは学名から。Erythronium(エリスロニウム) japonicum(ヤポニクム)といいます。ラテン語名で世界中どこでも通用する名です。Erythroniumとはerythro = 赤といういう意味で、japonicumとは日本のという意味です。

 日本語名の片栗の名の由来は色々な説があるようですが・・・(1)花が咲かない葉に、鹿の子模様がはっきり現れることから(石狩当別町の神居尻山のカタクリさんの葉には鹿の子模様はありませんでした)、片葉の鹿の子で、”片葉鹿の子”⇒”堅香子(カタカゴ)”になり、転化して、”カタクリ”になった。(2)片栗の実は、いがの中にある1つ1つの栗の実(タネ)に似ている。栗の実の1つだから”片栗”という。(野草の名前 春 高橋勝雄著、山と渓谷社)

 片栗さんは「もののふの、やそ乙女らがくみまがう 寺井の上の堅香子の花」という『万葉集』の大伴家持の歌の中にも登場しています。大昔から人々に愛されてきたのでしょうね。

 皆さんはどちらの方がお好みですか?いずれにしても昔から日本人の想像力の豊かさにあらためて感動を覚えます。

 ちなみに片栗さんの花言葉は・・・初恋、嫉妬、寂しさに耐える(花言葉ラボhttp://hanakotoba-labo.com/より)。だそうです。

 片栗さんも春の短命植物『Spring(スプリング) Ephemeral(エフェメラル)の代表的な植物さんの1つで、1年を通してその姿を地上に見せているのは4~5週間ほどです。

 片栗さんの一生をご覧下さい。先ずは4月中旬の芽出しから・・・

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 片栗さんの芽出し・・・私は、蝦夷延胡索くんの芽出しのほうが圧倒的に好きです。力強くって・・・。でも、上の2枚な写真なんかは、光の中の芽出し(左)と前の年の枯れ葉を突き破って出てくるパワーある芽出し(右)で、ファインダーの中は元気一杯です。

 そうこういってる間にどんどん育って・・・

 蕾になっていきます。蝦夷延胡索くんは蕾になったら次ぎの日には開花、なんですが・・・片栗さんはここからが思わせぶりの時間です。ここから開花するまでには数日かかりますので、毎日森の中で出かけます。下の作品の右は私にしては珍しく、さわやかで、かわいらしく、癒し系の作品です。蝦夷延胡索くんとのコラボも時に良し。ですね。

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 で、いよいよお花が咲きます・・・なんですが・・・

 片栗さんのお花はある温度以上にならなければ開花しません。何度かは調べてませんが、虫たちが飛び回れる温度以上だと思います。この小さな植物に大きなお花を咲かせるには、相当なエネルギー(デンプンの消費)を使います。カタクリの元気なお花を見ることができるのは、長くてもわずか3日ほどです。その間に虫たちに飛んできてもらい受粉しなければ、次世代の遺伝子を残すことができませんから、片栗さんたちは必死なはずです。片栗さんのことを知ればしるほど、ファインダーの中は元気印になっていきます。

 下の片栗さんは開花直前の様子です。私は開花したお花も好きですが、開花直前の溜まったエネルギーを感じるのが一番好きです。黙って見ていると・・・ここから開花まではわずか2分ほどです。片栗さんの演じるショータイム、来年はぜひご覧になって下さい。

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 で、この頃になると・・・地面が温かくなり、種から発芽した生まれたばかりの1年ものの片栗さんがたくさん顔を出します。

 下の2枚。一番先っぽに黒い粒がついていますが・・・これが種の残骸です。この緑色したひょろ長い片栗さんが太陽の光、大気の二酸化炭素、大地からの水を吸って光合成を始めます。そして、植物たちの全てのエネルギー源であるデンプンを根っこに貯蔵していくのです。これをカタクリ粉というのですが・・・。で、毎年ちょっとずつエネルギーを溜めて、3~4年目で初めて1枚の緑の葉を作ります。さらに・・・5~7年で2枚の葉を作り、その2枚の葉っぱでさらに光合成を進めデンプンを蓄えて・・・次世代の遺伝子を残すための花を咲かせるのに早くても7年、フツウは10年目に開花・・・なんですよ。私も化学を極めようとしていた14年前までは知らなかったことです。片栗さんは山菜としても有名ですが・・・この事実を知った方・・・この10年以上の溜めた植物エネルギーの塊ともいえる片栗さんを食べた以上、ステキにならざるを得ませんよね(笑)。

 私は、片栗さんを口から食べてステキになるよりは、片栗さんのことをよく知って、そしてその生い立ちをイメージしながら、ファインダーを覗き、目から感動と元気をいただくことをお勧めします。

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 で、多くの皆さんに愛されるお花もご覧になって下さい。

 下の作品2枚は2006年、富士フイルムフォトサロン札幌で初めて写真展を開催した時の作品です。左は『片栗姫』、右は『片栗の魂魄』と名づけました。目線を片栗さんたちのお花と同じ高さで見てあげて下さい。実に様々な片栗さんのお花に会うことができますよ。

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 様々なお花を少しだけお見せしましょう。

 一般的な図鑑では片栗の花びらは6枚ということになっているのですが・・・・。下の2枚左は11枚、右は7枚。ね、色々な片栗さんがいるんですよ。1年間のうちで3日間しか元気な花を見せてくれない片栗さん。来春、ぜひ色々な片栗さんのお花を捜してみてください。

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 で、さらに・・・下の2枚。

 白い花に薄いピンク色のラインの入った片栗さん(左)。真っ白な片栗さん(右)。これはかなり珍しいかもです。

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 実が熟してはじける様子(右)と種を運ぶ蟻たち(左)です。片栗の名の由来の2番目の説はこの小さな種が栗の実のようであることからついた名ですね。きっと。

 蟻が種を運ぶのは・・・種の先にエライオソームという場所があって、そこがとてもあまーい部分なんです。で、蟻たちはそれをせっせと巣穴まで運ぶ。ということは、蟻たちが森の中で片栗さんの種を植えているということです。この瞬間に出会えたことを神様に感謝しちゃいます。ちなみに蟻たちがこの種を運ぶスピードってものすごく速い。これも来年ぜひご覧になってみてくださいね。森の中に蟻がたくさんいるってことはすばらしいことなんです。

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 そうそう蟻たちは延齢草くんの種も運ぶんですよ。森の中はいつも感動とサプライズが一杯です。

 

2006年2月、2008年2月に富士フイルムフォトサロン札幌で開催した写真展の全てを私のホームページ「元気の種」に掲載しています。ぜひご覧になって下さいませ。

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2008年11月 6日 (木)

植物エネルギー 第264話 ~北方系生態観察園の蝦夷延胡索(エゾエンゴサク)~

 北方系観察園の笹刈りも終わり、あとは3月末まで植物たちは長い眠りについてしまいます。今回のブログから、11年前に北海道医療大学・北方系生態観察園内の笹刈りを始めてからのどんな植物たちが増えてきたのか、ステキな植物たちを紹介していきます。

 2009年2月13日~19日までFUJIFILM SQUARE(東京ミッドタウン)富士フィルムフォトサロンでの写真展『春の植物エネルギー ~ 勇気と元気 ~では、私の愛する北方系生態観察園内の植物たちの元気をお届けに参ります。ぜひご覧になって下さい。

 先ず始めに、これまで一番たくさん撮らせてもらった植物からご紹介しましょう。その名は・・・ケシ科の蝦夷延胡索(エゾエンゴサク)くんです。

 学名(世界のどこでも通用する名前のことでラテン語です)はCorydalis(コリダリス) ambigua(アンビグア)と言います。CorydalisとはKorydallis(ヒバリ、雲雀)のことで、長い距(後で写真をお見せします)を持った花の形から連想されました。ambiguaは疑わしいとか不確実のという意味のラテン語です。

 植物の名前を覚えるにはは色々な方法がありますが、なんと言ってもお勧めは漢字で覚えるのが日本人とって一番近道など私は思っています。で、日本名は蝦夷延胡索です。文字通り蝦夷で咲く延胡索のことです。"延胡索"という名の由来は漢方薬の中に配される生薬名のことです。植物全体のことではなく、エンゴサクの塊茎部分のことをいいます。漢方方剤の安中散[桂皮(けいひ)、延胡索、茴香(ういきょう)、牡蠣(ぼれい)、甘草(かんぞう)、縮砂(しゅくしゃ)、良姜(りょうきょう)]、折衝飲(せっしょういん)、神効湯(しんこうとう)などに配されます。病気になった時にはステキな漢方医に診て貰い、口から煎じた植物エネルギーをとるのも良いと思います。漢方薬をただ飲むだけではなく配される植物の由来、形状・・・なども知って、もしかしてその植物を大好きになれば、効き目も倍増するはずです。なんたって・・・自分で調べて、ステキな植物だと認識し、信じて飲むからです。

 なので、蝦夷延胡索くんの短い一生を写真のご覧になって下さい。春の芽出しはとても早く、3月下旬ころから始まります。その力強いエネルギーを目から取り入れて見ましょう。

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 皆さん、北方系生態観察園の3月末に来て下さい。そしていっしょに撮影しましょうよ。来春から(株)植物エネルギーでは4月上旬から月1回ペースで漢方の基礎を学びながら、北方系生態観察園の植物観察会をしてステキな植物たちの植物写真教室を開講する予定です。限定10名くらいで植物写真教室は有料(2000円くらいを考えています。フイルム代別)。使用するフイルムは富士Velvia50でもちろんポジフイルムです。植物の名前は撮影後現像されてきたスリーブを見て私が1コマ1コマ名前を付けます。ですので、植物を覚えるのは撮影後でよい事になります。植物を全く知らない人も大歓迎、そして一眼レフカメラをお持ちでない方も私が貸出機を用意します。ですので、フイルムだけ持ってきてくだされば全てOKです。ふるってご参加ください。

 とか言っているうちにあっという間に雪を割って出てきた力強い芽は葉っぱになってしまいます。そうですねえ3日くらいでもう・・・

 こんな写真を撮ってみましょうよ。心が元気になること間違い無しです。これは目から取り入れる漢方薬です。

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 そして、朝早くに出かけるとこんな姿にも出会えます。

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 蝦夷延胡索くんの水滴は葉っぱの先端にに着くんですよ。『蝦夷延胡索十字星』と名づけてしまいました。これは来年東京でも展示します。

 あっと言う間に森の中から残雪が消えて、地面がどんどん暖かくなると・・花も咲きますが、よーく見ているとこんなものまで発見できます。

 1年ものの蝦夷延胡索(エゾエンゴサク)くん。葉っぱの先に種が着いてます。この1枚の緑の葉が漢方で最も大切な『気』そのもの。私はこれを植物エネルギーと名づけたのです。この小さな1枚の葉が空気中の二酸化炭素を吸って、太陽の光を吸って、地中から水を吸って・・・そうです、光合成をして蝦夷延胡索くんたちの遺伝子を残すために必要ななデンプンを毎年少しずつ作っていくのです。そして・・・何年目で花を咲かせるのに必要なデンプン=エネルギーを溜め込めるのでしょうね。そんな事を考えながら、蝦夷延胡索くんと会話しながら撮影しているのです。

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 いよいよ蕾になって開花です。

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 花がいっぱい着いているので、重たいのでしょうね。どの蝦夷延胡索くんも頭を右側に傾けています。こんな光景も見たことありますか?

 そしていよいよ素晴らしい青系の光を放つ蝦夷延胡索くんの満開のお花です。

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 いかですか?上右の写真は狙った写真ではありません。ファインダーを覗いていたら日本の在来種であるマルハナバチが飛び込んできました。こんな瞬間も神様のプレゼントでしょうね。まだまだ赤紫色、茎が赤茶色、青紫色、ピンク、白・・・ほんとうに色々な蝦夷延胡索くんがいます。ぜひ来春に!

 で、ここからまだまだ蝦夷延胡索くんのお花に近づきます。たくさんある花びらの中で一番を選ぶわけです。

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 ね、マクロレンズが必要でしょ(笑)。上の写真2つとも東京の写真展で展示します。ポジフイルムからのダイレクトプリント。その中でもクリスタルプリントはプリンターという職人が焼きます。プリンターの思いも入った撮影者との息があった作品群です。見に来て下さいね。

 写真展の宣伝をしているうちに・・・そろそろ蝦夷延胡索くんも眠りにつきます。3月の末から活動を開始して5月の下旬には種になり、6月に地上から姿を消します。

 蝦夷延胡索くん。終盤に見せてくれたかっこいい姿と輝く赤い種をご覧になって下さい。

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 1年のうちわずか2ヶ月ほどの生命。その間にしっかりの次世代の遺伝子を残す春の短命植物たちのことを・・・『Spring(スプリング) Ephemeral(エフェメラル)というのです。

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2008年11月 5日 (水)

植物エネルギー 第263話 ~ポジフイルムのアート by 廣島経明氏~

 今日は、ポジフイルムアーティストとのコラボレーションのお知らせです。

 ポジフィルムアーティストとは札幌在住の廣島経明氏さんです。元々は富士フィルムでポジフィルムのプリンターをなさっていた方で・・・その感性がとてもすばらしい。曰く「色で味が分かる!」とこう切り出す方です。まあ私が言うのもおこがましいですが、天才ですね。

 お目にかかったきっかけは・・・私の過去2回の写真展からのお付き合いです。私が撮影した植物たちの作品のクリスタルプリントを焼いてくださった方のお一人です。

 で、とてもすばらしいポジフィルム工芸もなさっています。ご覧になって下さい。

 先ずは・・・

           Img_4162s_2

 中に入っているのは、私の作品ではありません。ポジフィルムをデュープして小さなガラスの壺に入れた携帯電話用ストラップ。

 次は・・・

         Img_4163s

                   Img_4164s

 バイヤル瓶の中にもう少し大き目のポジフィルムを入れ、内封したもの・・・

 芸術ですよね。

 私のお気に入りの作品を4点、厳選し、携帯用ストラップを作っていただき、それを販売することになりました。来年、東京で開催する写真展でも販売するつもりです。

 カタクリさん、エゾエンゴサクさん、エンレイソウくんなどの放つ植物エネルギーいつも身に付け、前向きに生きて、幸運を呼ぶ。

 そんなグッツにしようと思っています。

 

             

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2008年11月 3日 (月)

植物エネルギー 第262話 ~北海道医療大学・北方系生態観察園の笹刈り~

 さて、先日私が勤務する北海道医療大学・北方系生態観察園の笹刈りを行いました。私が薬草園の園長時代に師事した本学職員の吉田尚利氏が最初に北方系生態観察園の笹を駆除してからカタクリさん、エゾエンゴサクさん、エンレイソウさん・・・色々な植物たちが加速度的に増え、今ではとてもステキな森になってきました。でも・・・11年前に私が調査した時にはまだまだカタクリさんのいた場所に笹が繁茂しているのです。2003年から私も学生といっしょに笹のために開花できないカタクリさんたちのいる場所の笹を刈り始めました。どんどんさおの面積が広がって、一人では管理できなくなってきたのですが、昨年は札幌薬剤師会・北支部の薬剤師さん3名が新たなメンバーに加わり笹刈りを行ったのです。

 そして今年、私を含め7人で朝9時から午後2時半まで・・・笹刈りをしたのでした。

 その様子をダイジェストで・・・

 先ずは新メンバーで漢方専門の薬剤師さんのS先生。

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 昨年買った場所ですが・・・まだまだしぶとく笹が残っています。その場所から始めます。

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 私は急斜面の笹を刈っていきます。で、地面の枯れ葉を手で払いのけ、笹の根っこをむき出しに・・・画面の赤っぽい尖ったのが来年の笹の芽となります。ここも切ります。

 こんなふうに・・

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 で・・・、切り落としちゃいました。

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 こんなことを私がやっている間に他のメンバーはどんどん笹を刈ってました。

08110202

 皆さん寡黙にどんどんやってます。でもね・・・最後が大変なんですよ(笑)。

 切り落とした笹の葉を捨てます。08110203

 これがまた疲れるんですよ(笑)。

 予定通り午後2時半に終了です。で、記念撮影。

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 皆さんの満足そうなお顔!!!!剪定バサミ一本で森から元気をもらえることに皆さん感動されていました。

 来春・・・カタクリさん、エゾエンゴサクさん・・・どんな顔を見せてくれるのでしょうね。あと五ヶ月先のことです。ここにも『信じて待つ』がありました。

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