« 植物エネルギー 第464話 ~ 漢方の陰陽・五行を基礎とする算命学 ~ | トップページ | 植物エネルギー 第465話 ~ 笹刈りのお知らせ & 士別市&名寄市 ~ »

2009年10月26日 (月)

算命学解説(寄稿)

算命学を修行中の人に算命学の解説を書いてもらいました!

以下は私の文章ではなく、その人に書いてもらったものです。

**************************************************************

このブログの筆者に頼まれましたので、まだ勉強中の身ながら、算命学についてちょっとだけ解説させていただきます。

算命学とは、中国発祥の古い伝統を持つ、人間の運命と生き方についての学問です。
占いのようなものですが、単なる占いよりももっと哲学的なものです。その根底にある思想は老子が説いた道教の「タオ」であり、算命学が理想とする境地は「無為自然」です。自然と調和し、無理なく生きること、これは漢方の哲学とも一致します。

算命学は、また漢方と同様に、陰陽五行説を基盤にしています。

陰陽とは光と影、昼と夜、太陽と月、男と女、肉体と精神、発展と衰退、拡散と収縮、分解と同化・・・

Photo
陰と陽はそれぞれ世界の半分ずつを占め、陰⇒陽⇒陰⇒陽⇒・・・と留まることなく移り変わっていくものです。上の太極図はそれを表現したものです。図中の大きな白の中の黒い点は陽中の陰、大きな黒の中の白い点は陰中の陽を表します。陽が旺盛になると陰が出現し、陽が極まると陰に転じる、陰が旺盛になると陽が出現し、陰が極まると陽に転じる、それが永遠に繰り返されるということが表現されています。

陰陽は決して善悪ではありません。
陽があるから陰があり、陰があるから陽がある。
春になって、木々が芽吹き、枝を伸ばして葉を茂らせるのは陽のステージです。
秋になって、葉を落とし、実と根っこに養分を蓄えて眠りにつくのは陰のステージです。
秋や冬は寂しい感じがするから好きじゃないと言う人もいますが、秋と冬の収縮、貯蔵、熟成の期間が次の成長、発展には不可欠なのです。
人間も一生懸命働いたり遊んだりするだけに偏ると、陰のエネルギーが不足して病気になってしまいます。
睡眠をとったり、何もしないでゆっくりと心を無にする時間が必要です。このことは現代では軽視されがちなので、太字にしておきます。

五行とはの五種類の属性のことを言います。
この五行が循環することで自然界は成り立っています。五行の循環には相生の関係と相剋の関係がありますが、詳しいことは今回は省略します。

Photo_2

五行は文字通りの物質を表すのみではなく、人間の性質も五行で表すことができます。
ごく簡単に言うと、木性は人間の守備本能火性は表現本能土性は引力(魅力)本能金性は攻撃本能水性は習得本能を表します。

五行にもそれぞれ陰と陽があります。

陽の木=甲(木の兄、きのえ)  陰の木=乙(木の弟、きのと)
陽の火=丙(火の兄、ひのえ)  陰の火=丁(火の弟、ひのと)
陽の土=戊(土の兄、つちのえ) 陰の土=己(土の弟、つちのと)
陽の金=庚(金の兄、かのえ)  陰の金=辛(金の弟、かのと)
陽の水=壬(水の兄、みずのえ) 陰の水=癸(水の弟、みずのと)

これらを十干(じゅっかん)といいます。

これに毎年の年賀状でおなじみの子・丑・寅・・・の十二支を組み合わせると60種類の干支(かんし)が生まれます。
干支は一般的には「えと」と読みますが、これは、「きの、きの」の「えと」から来ている言葉で、厳密には干支を「えと」と読むのは誤りなのです。
今年は丑年ですが、十干をつけてきちんと言うと、己丑(つちのとうし)年です。
月にも日にもそれぞれ干支があって、60種類の干支が順番に回っています。
60歳を還暦と言いますが、それは60年で生まれた年の干支が再び巡ってくるからです。

算命学では、人間はこの地上に生れ落ちた日の五行の影響により、魂の性質と運命が決まるとされます。
生まれた日、月、年の3つの干支から、人の性格から運命まで読み解くのが算命学です。
自分の宿命を知り、宿命を消化することが、宇宙全体の活動と調和することになり、魂の幸せにつながると説きます。

それではいよいよ、このブログの筆者の場合を見てみましょう。

In

3つの中で、日干支(にっかんし)がその人自身を表しているので、最も重要です。年干支(ねんかんし)は両親の影響を、月干支(げっかんし)は社会や家系の影響を表します。

日干支の干、この人の場合「乙(きのと)」が、魂の性質・精神を表しています。
乙は陰の木、すなわち、草花とかつる性の植物を表します。大地の上にたくましく生い茂って地表を守り、踏まれても刈られても、種をばら撒いて生き延び、仲間を増やす植物たちです。だから日干が乙の人は、柔軟で打たれ強く、横のつながりを積極的に作って、同じ仲間同士で仲良く物事を進めていこうとする性質を持っています。

日干支、乙亥は60種類の干支の中で2つしかない日座中殺干支という特殊な干支の一つです。つまり、30人に一人の特殊な人。

この干支を日干支に持つ人は、普通の生き方はできません。宇宙スケールの運命を持った人なので、普通の生き方に自分を無理やり押し込めようとしたら不幸になってしまいます。このような人は特に算命学の知恵を取り入れ、自分の運命を知ると、人生の舵取りがしやすくなるでしょう。

日座中殺干支については、一つ前の記事で本人が詳しいことを書いているので、これくらいにします。

ここまでを陰占(いんせん)と言います。本当は陰占から、もっと多くのことを読み取れるはずなのですが、わたしはまだ、勉強し始めたばかりなので、よく分かりません。

次に陽占(ようせん)では、日干とその他の干支との関係から、十大主星(じゅうだいしゅせい)と十二大従星(じゅうにだいじゅうせい)を導き出します。

You

十大主星(青字)は十干と同じく陰陽五行の10種類があり、性格や才能を表します。
図の真ん中の星が、本人の星で、基本となる性格です。上下左右にあるのはそれぞれ、目上、目下、社会(友人)、配偶者(家族)に見せる性格です。

十二大従星(緑字)は地支から生まれ、12種類あります。人が胎児から成長し、死んであの世へ行くまでを12段階に分けて表したもので、現実に立ち向かうエネルギーの量も分かります。
右上が幼年期、右下が中年期、左下が老年期に回ってくる星です。老年期の星はその人の本質的な星でもあります。一時期大ブームになった動物占いは、実はこの老年期の星の性格を動物に当てはめて表現したものなのです。

このブログの筆者の中心星は石門(せきもん)星(陰の木星・草花)です。これはこの人の魂(乙)と同じ属性です。誰にでも気さくに話しかけ、自分と同じ志の人を集めて、集団で自分のやりたいことを実現していこうとする星です。人類皆平等的な考えを持っているので、縦の序列を嫌います。木性は守備本能ですから、植物が地球を守っているように、自分の集団を守ろうとします。それは攻撃的な守りではなく、愛による守りです。全てのものを平等に大切に思うことによる守りです。

この石門星が、目下の場所にも出ています。目下の場所は、その人の本音をあらわす部分でもあります。この人は本当に、根っからの『草花』的性格の人ですね。小さな草花は彼にとって同族、仲間なのでしょう。植物の写真を撮るときも、友達の写真を撮っている感覚なのでしょうね。

目上の場所と社会の場所に出ている司禄(しろく)星(陰の土星・平地、田園)は地道な蓄財と身近な人たちへのこまめな愛情と気配りの星です。地味で慎重な性格です。土性は引力本能であり、自分のところに財と愛情をひきつけて、集まってきた人にそれを分配します。人が集まってこない土地ほど寂しいものはなく、土性の星を持った人は基本的に寂しがり屋です。ちなみに陽の土星は禄存(ろくぞん)星といいます。禄存星の場合は司禄星よりスケールが大きくなり、回すお金の額も、愛情の範囲も大きくなります。

同じ星が二つあると、陰陽が逆の星の性質が現れるという法則があります。この場合、司禄星が2つあるので禄存星の性質も出てくるのです。しかし、その影響は虚気と言って、普通の状態ではないときにあらわれるので、実際に見ているとあまりいい結果につながらないことが多いようです。忙しくて細かいことまで気が回らないときに、突然現れた、会ったばかりのお客さんに、愛情の押し売り(説教)してしまったり・・・(笑)
最近はあまりないようですが(笑)

石門星と司禄星は木と土で相剋の関係にあります。ですから、心の中の石門的な思いと、現実にとってしまう司禄的行動の狭間で、常に葛藤があることと思います。しかし、葛藤があることは、それを昇華することで才能に磨きがかかると言うことでもあります。

そして、この人の場合、葛藤を乗り越えて現実に立ち向かうエネルギーが十分にあります。

それが中年期の天将星(てんしょうせい)という星です。この星は一人の人間の身に余るほどのエネルギーを注ぎ込む最強の星・王者の星です。この星があったら、そのエネルギーを注ぎ込む健全な対象が見つからないとおかしなことになってしまうと言われています。現実を自分の都合のいいように強引に変えようとして、周囲の支持を得られず、独りぼっちになっても自分が一番えらいと考えているような人になってしまう・・・みたいな。
だから天将星がある人は、苦労に苦労を重ねることで余分なエネルギーを燃焼し、人間力を磨いて、世の為人の為になる目標を見出して初めて輝くのです。

十二大従星のエネルギーは高いから良い、低いから悪いというわけではありません。エネルギーが高いと言うことは、現実問題に関心を持って、自分から世の中に関わっていこうとするエネルギーが強いということ。その目標が見つからなかったりすると、エネルギーはくすぶって他人への攻撃などになりやすく、波乱万丈の人生になりがちです。
エネルギーが低い星は現実より精神的な方に関心が向きますから、現実的には平穏無事な人生を送りやすくなります。精神的には悩みが多いかもしれませんが、それを克服するエネルギーは十分にあります。どちらが良くてどちらが悪いと言うことはありません。

この人の老年期の星(本質をあらわすの星でもあります)は、天極星(てんきょくせい)という、エネルギー点数が下から2番目の星です(ちなみに動物占いで言うとゾウです)。
これは魂が肉体から離れた時、すなわち死んだ時の魂のエネルギーです。悟りの星です。精神世界の方に心が広がっているので、物欲にこだわりません。物事の原点に回帰しようとします。見えない世界を思いやる心があります。

自分の仲間みたいな植物たちの写真を撮り集めて、見えない世界、人間の原点を思い出し、みんなで原点に帰ろうとすることで、地球を守り、人類を幸せに導きたい・・・

算命学の観点から見て、彼が今まで歩いてきた道のりと、これからやろうとしていることは、持って生まれた運命にぴったり合っているように見えます。

占いと言うと、未来のことを占うことを想像する人が多いかもしれませんが、未来を占うより、持って生まれた性質を知り、今までの生き方を占いによって肯定してもらって、背中を押してもらう占いの使い方が、私は好きです。

自分の性格を否定する気持ちや、「これで良かったのかな・・・」という不安が、「これで良かったんだ! もっと自信を持って生きていこう!」という勇気に変わる。
そんな占いを提供できたらと思って、勉強中です。

配偶者の場所の玉堂星の事や、先祖星の龍高星の事などについては長くなるので割愛しました。
要望があればまた書きます(笑)。

|

« 植物エネルギー 第464話 ~ 漢方の陰陽・五行を基礎とする算命学 ~ | トップページ | 植物エネルギー 第465話 ~ 笹刈りのお知らせ & 士別市&名寄市 ~ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 算命学解説(寄稿):

« 植物エネルギー 第464話 ~ 漢方の陰陽・五行を基礎とする算命学 ~ | トップページ | 植物エネルギー 第465話 ~ 笹刈りのお知らせ & 士別市&名寄市 ~ »