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2010年9月 3日 (金)

911話 ~回想、東日本学園大学 ~

 さて、先週の植物調査の旅日記を少しだけ。東日本学園大学薬学部3期生は必見ですぞ(笑)。懐かしさで 泣いちゃうかもですよ(笑)。

 十勝の植物エネルギーメッセンジャーの石原先生が、先日音別町まで行って、旧東日本学園大学の寮と大学校舎を見てきたとのことだったので・・・、植物調査のついでに私も・・ということになりました(笑)。

 朝4時に出発(予定では、2時に出発する予だったんですが、寝坊しちゃって)、道東道を飛ばして、十勝の池田町のインターで下り、国道38号線を釧路方面に向かいました。

 で、浦幌町の道の駅で一休み。午前8時半。

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 お店は開いてませんでしたが、スタッフの方に頼み込んで、ソフトクリームで熱くなった心と体を冷やします。

 で、一路音別町へ!浦幌町を過ぎると、もうそこは釧路湿原の入り口。なので、泥炭地ゆえ、ほとんど畑が無くたって、見渡す限り原野が続きます。町と町の間には何も無い、ただ植物たちがいるだけの原野です。

 18歳の春から19歳の秋までの1年半、私はそんな所にいました。

 街が見えました。いよいよ、大学の教養部のあった音別町に入ります。

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 車を止めて、道端にいたハマフウロさんを記念に撮らせていただきました。

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 ここは、町の東側にある大塚製薬の工場です。確かオロナミンCを作ってたんじゃなかったかしら?

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 音別町の駅に来てみました。駅にかかる高架橋。帯広方面を見てます。

 懐かしいなあ~・・。私の実家、浦河に戻るには狩勝峠経由で札幌、そして浦河まで、当時は、石勝線がなかったので10時間以上かかりました。もう1つは、帯広まで行って、広尾線で広尾町へ、そこでバスに乗り換えて襟裳岬経由で浦河へ、それでも6時間以上はかかったなあ~(笑)。住んでいた寮の東側(釧路方面)12キロ、西側(音別町)3キロには人家がなく、その上バスが1日3往復しかなかったので、朝6時の汽車に乗るためには、寮をを朝4時半に出なければならず、この駅まで歩いてきました。で、この高架橋の上に立ってボーッとしながら、「俺なんでここにいるんだろ?」って思ったら、なんだか情けなくって涙が出ましたね(笑)。その後からは、「絶対頑張る!」。こんな気持ちが湧きあがってきたもんです。具体的なことなど何もイメージできないのに、ただ頑張る!こんな気持ちをくれた場所でした。

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 文字通り、物質的には何も無いゼロからの出発でしたが、今思うと、植物エネルギーに満ち溢れた大地からの出発でもあったんだなあ~・・・と、しみじみ思います。でも、当時は、こんなにステキな植物たちには目がいかず、有機化学へのめりこんでいく序章をただひたすら走り始めていたんですね。かっこ悪いです(笑)。

 で、これが、1年半住んだ寮。手前2つが女子寮で奥2つが男子寮。今は、何かの施設として使われているようですが、詳細は、分かりません。

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 この寮の200メートル向こうは荒波押し寄せる太平洋ってことで・・・。寮のそばの線路を越えると、そこは、もう海です。このダートの道もよく歩いたものです。しかし・・、35年前は、もっと前浜があったはずです。やはり海面が上昇していますね。

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 上の写真の右側にかつての寮があります。さっきの裏側から見た様子です。

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 悪く言えば流刑地とも言えるかもしれませんね(笑)。

 今の大学名、北海道医療大学は、私たち3期生の多くには、たぶん、なじみの無い名です。私は、東日本学園大学という名前が好きです。今でも東日本学園大学薬学部卒業だと思っています。北大時代、どこで講演するときも東日本学園大学薬学部卒業と大きな声で言ってました。4年間の内1年半をここで、ほぼ全寮制のようなもんでしたのでね、今でも3期生は仲が良い。一生モンの友人を持っている卒業生はたくさんいるでしょう。

 何がどう懐かしいとは、あまりに思い出が多すぎて、書ききれませんね(笑)。でも、ここがあるから今がある。これは、私にとっての真実で、一番大切にしたいことです。

 で、目の前が国道ですが・・・国道沿いの風景はこうです。

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 原野は続きます(笑)。でも・・・この原野には、なんだかたーくさんすばらしい植物たちがいそうな気が、今ならします。石原先生、いずれやりましょう!

 で、上の写真、道路の左側が寮で右側が教養部の校舎でした。

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 先生方も宿舎に住んでましたから、ほとんど大学村です。縣先生にもこの村で初めてお目にかかったんです。ご自宅にお呼ばれしてね、以前のブログにも書きましたが、初対面でいきなり、「堀田、お前、北大薬学部の大学院を目指せ!」。当時は、「この先生何言ってんだ!」と思ったものですが、今思えば、植物たちの神様が全ての出会いをセッティングしていてくれたとしか思えませんね。

 こんな所ですから、今のようにコンビニなんてないし、お金を持っていても役に立たない所。お金よりもマルチャンのダブルラーメン、エースコックのソースヤキソバ、お米、炊飯器、缶詰・・なんかを持っている人は重宝されてたよなー。こんな所だから、時間はたーっぷりあったし、本を読む、マージャンするし、勉強するし、飲むし、卓球も毎日してたな~。かなり上手になったな(笑)。

 ここを毎日通ったんですよ。今は、硬く錠がかかって、荒れ果てた道が、歴史を語ってます。「ありがとうな」と大きな声でお礼しちゃいました。

 ここには入ることができなかったので、国道沿いから、教養部の校舎と体育館を撮ってみました。

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 こんな所に大学があったんです。

 で、さらに釧路方面に進むと馬主来沼があります。

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 まあ、本当に湿原の中に大学があった。ってことになりますか(笑)。

 寮のあった裏道の海岸線から植物調査を始めました。

 仕事の事始めは、これ!

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 初めて見るアザミくんの仲間。エゾノキツネアザミくん。外来種ですが、かわいい!

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 終わりは、始まり。始まりは終わり。いったい何が始まりで何が終わりなのでしょうね。

 自分が始まりだと思えば、そこが始まりなのでしょう。同じように、自分が終わりだと思えば、そこが終わりなのでしょう。ゆえに、始まりも終わりも時間軸の中で自分が、自分の尺度で決めているのです。

 宇宙レベルの時間軸では、始まりも終わりもないのだと・・・、今なら思えます。

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