« 1343話 ~ ヒスイカズラ情報! ~ | トップページ | 1345話 ~ 中島宏章写真展 in 富士フイルムフォトサロン札幌 ~ »

2011年3月 9日 (水)

1344話 ~ 吉田尚利氏と生薬標本1300種以上! ~

 今朝本当に久しぶりに、北方系生態観察園をここまでにしてくれ、荒れ放題だった薬草園を充実した薬草園にしてくださった吉田尚利師とお話をしてきました。
 ここでは、あえて吉田さんと書かせてもらいますが・・・

P1050164

 こんな方です。

 頑なで、頑固で一徹者で、ステキな人です(笑)。

 とある理由でしばらく吉田さんの所へ行ってお話することを自粛し、自分一人で私の直感に従った修行をすることにしたのが6年前くらいだったかしら・・・

 しばらく話していなくても、顔を合わせただけで、すっと会話が繋がります。こんな感覚って大好きなです。

 北大薬学部時代の15年半、実験が失敗しても成功しても、講座の皆で薬草園に出かけ、ジンギスカン&ビール。あげくに、吉田さんが大切に管理している芝生を焦がしたり、酔った勢いで芝生の上に・・・ってなことをやって説教されたり・・・。当時私は、植物のことなどとんと分からず、もっぱら食い&飲みばかり(笑)。

 で、北海道医療大学に来て、薬草園長になって、はてさて困ったことに・・・。当時に植物の知識といったら、今の1%以下ほどだったかな(笑)。それでも、16ヘクタールの森の中を彷徨いながら、1株のオニノヤガラを見つけ(当時は知らなかった)、当時北大にいた吉田さんの所に行ってその写真をお見せしたところ・・・、確かそれが北海道医療大学に来てくれる最初のきっかけだったと思います。

 その後の調査で、北方系生態観察園内が、かなりの個体数のオニノヤガラ(生薬名は天麻)の自生地にだということが判明しました。吉田さんは天麻の栽培に興味を持っていたのでした。

 それから紫根。とても重要な薬草の1つなんですが、3年目くらいから病気になってしまうということがあって、それもなんとかしたい。そんな熱い研究テーマをお持ちでした。オニノヤガラも紫根も吉田さんに研究テーマだったんです。

 さらに、ホールの生薬標本を揃える。これも大きなテーマでした。

 私の薬草園時代の4年間はオニノヤガラのことと紫根のことしか知りませんでしたが、最後のお仕事として、生薬標本を揃える。というお仕事をなさっていました。上の写真が、整理しているところです。お話を聞いたら、吉田さんの人脈、人柄で集めた生薬用本が1300種類以上!!!すばらしいです!

 これもまた北海道医療大学の財産になることでしょう。

 今年6月に開催される第62回日本東洋医学会学術総会では、本学薬草園・北方系生態観察園のバスツアー観察会がオプショナルツアーとして企画されていますが、漢方薬を使っているお医者さんにとって、ご自分の使っている漢方薬に配されている植物の生きている地上部分と、その生薬標本を見る機会になるので、間違いなく好評を博することになると思います。

 で、これです。

P1050156

 棚全てが、生薬標本。

 で、生理前の標本も多数。

P1050154

 もっと近づいて見ましょう。

P1050166_2 P1050167

 丹参(たんじん)、天麻(てんま)、細辛(さいしん)、芍薬(しゃくやく)。

P1050168 P1050165

 大黄(だいおう)、黄連(おうれん)、甘草(かんぞう)

 すばらしい!

P1050159

 何か考え事をしている吉田さんです。

 齢75歳を超えたんだっけな・・・。ずっと元気でいてくださいね!

|

« 1343話 ~ ヒスイカズラ情報! ~ | トップページ | 1345話 ~ 中島宏章写真展 in 富士フイルムフォトサロン札幌 ~ »