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2011年6月17日 (金)

1574話 ~ 三頭山の元気! ~

 今回は最終日、三頭山の元気をお届けしましょう。
 今年の4月まで柴田(独)医薬基盤研究所 薬用植物資源研究センター 北海道研究部の研究リーダーであった柴田先生とともに、
午前6時半に名寄市を出発。国道275号線経由で、幌加内町の三頭山5合目に到着したのが午前8時半。
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 無煙別登山口から急な林道を20分ほどのところにあります。砂利道の急な登りがあって、登攀中に車が止まりそうになりました(汗)。
 政和ルートとの合流地点でもあります。何年か前に政和ルートから登ってきたことがありますが・・・、急な登りゆえ、相当疲れました。なので、5合目から山頂を目指します。が、途中からやはり急な登りで、やっぱり疲れました(笑)。
 5月30日に下見に来たのですが・・・
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 こんな状態で、車では行けず断念したのでした。
 で、登りです。
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 5合目からしばらくは初夏の森。で
 別の登山者3人組の遭遇。この人たちは政和ルートから登ってきた人たちでした。
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 登山道のいたるところにムラサキヤシオツツジくんがいて、とても元気をくれます。

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 なんと、ミネザクラくんたちがお出迎え。想定外の感動です。

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 稜線に出ました。前を行くのが柴田先生。行きは足取り軽く・・・・(笑)。

 朝早くの山頂は、どこもガス状態!

 このしっとり感もまた良しです。

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 雪渓もあったり・・・

 とか言ってるうちに・・・

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 胸突き八丁!

 急な登攀開始!

 大地も温められ、雲がどんどんきれていきます。

 こんな所にシラネアオイくんの大きな株が!

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 暑い!苦しい!喉が渇く!白虎加人参湯もすでに無し!

 しかし、下を見ると・・・

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 咲いたばかりのチシマフウロさんたちが、元気をくれる。

 この登山道にはとてもたくさんの植物たちが出迎えてくれます。この日一番たくさんいたのが・・・

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 これは・・・、ミヤマスミレではなさそうですね(汗)。

 たぶんスミレサイシンだと思います。

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 スミレサシシンさんとオオバキスミレさんが、たーくさん!幸せなり!

 オオバキスミレさんたちは、高度を上げていくと、どんどん葉の切れ込みが深くなっていくんですよ。

 その理由が知りたい!

 さらに葉っぱの切れ込みが激しいフギレオオバキスミレさんは、2005年6月下旬の暑寒別岳箸別ルートの6合目にいました。

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 他の植物たちも紹介しましょう。

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 ミネカエデくん(上左)にコウヨウラクツツジくん(上右)。

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 アートなムラサキヤシオツツジくん。

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 おっとこれは・・・、ヤマブドウくんの花芽!

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 そして、ツバメオモトさん(上左)のお出迎え。

 で、とてもすばらしい元気だったのが、カタクリさんたち。5合目からずーっと登山道にいたたのでした。

 初めは、熟成中の実。そして、最後には旬のお花まで・・・、その密度の濃さは、とても口ではお伝えできません!

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 7合目付近までは、エゾイチゲくんたちがお出迎え。

 なんと、柴田先生が花びら11枚のエゾイチゲくんを見つけました!

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 何より驚いたのが、カタクリさん(上左)とニリンソウさん(上右)。

 8合目付近は、まだ春なのねーって感じです。

 エゾエンゴサクさんだっていましたから!

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 ご存じ、サンカヨウさん。雄しべのオレンジ色がたまりません!

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 胸突き八丁の急斜面にはとても元気なシラネアオイさん。こんなに大きな株なんて見たことなかった!

 縦位置でも!

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 最後はこれ!

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 これまた色鮮やかなチシマフウロさん!

 三頭山もまた、すばらしい元気が宿ってました!



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