1574話 ~ 三頭山の元気! ~
今回は最終日、三頭山の元気をお届けしましょう。
今年の4月まで柴田(独)医薬基盤研究所 薬用植物資源研究センター 北海道研究部の研究リーダーであった柴田先生とともに、午前6時半に名寄市を出発。国道275号線経由で、幌加内町の三頭山5合目に到着したのが午前8時半。
無煙別登山口から急な林道を20分ほどのところにあります。砂利道の急な登りがあって、登攀中に車が止まりそうになりました(汗)。
政和ルートとの合流地点でもあります。何年か前に政和ルートから登ってきたことがありますが・・・、急な登りゆえ、相当疲れました。なので、5合目から山頂を目指します。が、途中からやはり急な登りで、やっぱり疲れました(笑)。
5月30日に下見に来たのですが・・・
こんな状態で、車では行けず断念したのでした。
で、登りです。
5合目からしばらくは初夏の森。で
別の登山者3人組の遭遇。この人たちは政和ルートから登ってきた人たちでした。
登山道のいたるところにムラサキヤシオツツジくんがいて、とても元気をくれます。
なんと、ミネザクラくんたちがお出迎え。想定外の感動です。
稜線に出ました。前を行くのが柴田先生。行きは足取り軽く・・・・(笑)。
朝早くの山頂は、どこもガス状態!
このしっとり感もまた良しです。
雪渓もあったり・・・
とか言ってるうちに・・・
胸突き八丁!
急な登攀開始!
大地も温められ、雲がどんどんきれていきます。
こんな所にシラネアオイくんの大きな株が!
暑い!苦しい!喉が渇く!白虎加人参湯もすでに無し!
しかし、下を見ると・・・
咲いたばかりのチシマフウロさんたちが、元気をくれる。
この登山道にはとてもたくさんの植物たちが出迎えてくれます。この日一番たくさんいたのが・・・
これは・・・、ミヤマスミレではなさそうですね(汗)。
たぶんスミレサイシンだと思います。
スミレサシシンさんとオオバキスミレさんが、たーくさん!幸せなり!
オオバキスミレさんたちは、高度を上げていくと、どんどん葉の切れ込みが深くなっていくんですよ。
その理由が知りたい!
さらに葉っぱの切れ込みが激しいフギレオオバキスミレさんは、2005年6月下旬の暑寒別岳箸別ルートの6合目にいました。
他の植物たちも紹介しましょう。
ミネカエデくん(上左)にコウヨウラクツツジくん(上右)。
アートなムラサキヤシオツツジくん。
おっとこれは・・・、ヤマブドウくんの花芽!
そして、ツバメオモトさん(上左)のお出迎え。
で、とてもすばらしい元気だったのが、カタクリさんたち。5合目からずーっと登山道にいたたのでした。
初めは、熟成中の実。そして、最後には旬のお花まで・・・、その密度の濃さは、とても口ではお伝えできません!
7合目付近までは、エゾイチゲくんたちがお出迎え。
なんと、柴田先生が花びら11枚のエゾイチゲくんを見つけました!
何より驚いたのが、カタクリさん(上左)とニリンソウさん(上右)。
8合目付近は、まだ春なのねーって感じです。
エゾエンゴサクさんだっていましたから!
ご存じ、サンカヨウさん。雄しべのオレンジ色がたまりません!
胸突き八丁の急斜面にはとても元気なシラネアオイさん。こんなに大きな株なんて見たことなかった!
縦位置でも!
最後はこれ!
これまた色鮮やかなチシマフウロさん!
三頭山もまた、すばらしい元気が宿ってました!
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