『トンカツ定食を科学する病気予防』 病気予防の極意 ②です。
①では、酸素分子のお話でしたね。
で、その酸素という科学種は、とても危険なものであることを知りました。
しかし、地球誕生から約48億年の歳月を経て、地球という星の大気中の約23%が酸素を占めるに至ったのです。

現在、地球に存在する有機生命体(体が炭素原子で構成されている生き物)は、進化の過程で、この危険な酸素分子を効率良く使う方法を見つけ出して今の至るのです。ただ、それも何かの偶然で大気組成の75%以上が窒素であることが幸いしました。
もしも・・・、大気組成のほとんどが酸素で占められていたなら、地球という星に有機生命体は誕生していなかったでしょうね。だって、燃えちゃいますから(笑)。
こんな事を知ると、人間として地球に生きてることがまさに芸術!感動!というほかありませんね。
で、本題です。

酸素自体は有機生命体にとって有害で危険なものであることに変わりはないのですね。
では、有機生命体は、その危険な酸素をどのように活用したのでしょうね。
それは、呼吸!で、酸素を血液中に運び込み、さらには、私たちの細胞全てに酸素を運び、それを利用している。ということです(笑)。
とても、上手な仕組みを作ったのですが、残念ながら、酸素は酸素!危険な物質には変わりはないのですね。
なので、40歳以上になると、体に取り込んだ酸素が、だんだんと本来の危険なモノになって、老化(皺、シミ)や癌化する大元になっちゃうってことなんですね。
でも、進化のプロセスの中で酸素とは切っても切れない仲になってますので、酸素無しには生きてはいけないというのも事実なんです。
では、何故人間は酸素が必要なのでしょう?ことなんですが・・・
上の図を見ていただければすぐに理解できると思います。
車・・・というのは何故動く? ということと人間が動くということは同じ原理だということです。
つまり、車というのは、鉄でできたエンジンルームという場所があり、そこでガソリン(炭素原子でできた液体)を酸素分子で燃やし、火を生成させ、その発生した熱エネルギーを使って駆動させる。ということです。
で、最終的には酸素分子は2分子の水分子になり、ガソリン(炭素原子)は二酸化炭素になってしまう。この化学反応のプロセス中に火が出て、熱も発生する。ということです。
高校までの化学のレベルでは、ガソリンを酸素で酸化する。というのですが、大学以上の化学では、酸素はガソリンによって還元される(電子をもらう)。ということになります。①でもお話しましたが、具体的には酸素1分子は、ガソリンから4個の電子と4個のプロトンを奪い取り、自分は2個の水分子になる。ということです。
で、人間です。では、人間のエンジンルームはどこでしょう?ってことになるのですが・・・
答えは・・・、60兆個とも言われている人間の細胞1つ1つが、車で言うところのエンジンルームであるということです。特に、細胞内にあるミトコンドリアはとても重要なのですね。
つまり、車にとって燃料、すなわちガソリンに相当するのは、ブドウ糖(グルコース)です。これは、ご飯などから分解され細胞内に運び込まれます。もちろん砂糖もその原料になります。
で、細胞内に入ったブドウ糖は、解答系、TCAサイクル、電子伝達系によって分解され、車と同じように二酸化炭素になって私たちの口、鼻から排出されるのです。その過程で、熱エネルギーでは化学エネルギー体であるATPが産生されて、これが私たちの生命活動の源になる。ということです。
まとめると以下のようになります。
ね、車と同じ原理ですよね。そして、車のエンジンルームだって、長年使っているとサビてきますよね。鋼鉄だって酸素によって酸化されいく。同じように人間の細胞だって加齢とともに酸素によって劣化していくのです。
ということで、酸素のまとめデス。
酸素分子は自分が安定な水になりたいもんだから、もらえる所があれば貪欲に電子を奪っていく。そんなヤツなんですね(笑)。
車のエンジンルームで起こることと人間の細胞の中で起こることの違いなんでしょう?ということなんですが・・・、車のエンジンルームでは先ほどもお話したように、一気に4つの電子と4つのプロトンがガソリンから奪われる!なので火になる!
人間の細胞の中でこれが起こると・・・、私たちは一気に灰になってしまいますよね(笑)。なんで、進化のプロセスの中で、4つの電子と4つのプロトンを段階的に酸素分子に渡す方法を見身に着けたんです。
つまり・・・
ということです。で、活性酸素とは、薄緑色の四角で囲まれた分子種をいいます。ですので、私たちが呼吸して息を吸いますよね。肺に酸素が運び込まれ、さらにヘモグロビンに酸素が渡され、それが細胞に入り込んで、その酸素がブドウ糖から電子をわたされ、水になる一連のプロセスで常に活性酸素は発生していることになりますのでね、息をした瞬間に危険な活性酸素が同時多発的に60兆個全ての細胞の中で発生しているということです(笑)。まあ危険!!!!
特に上の図の中央にある過酸化水素(H2O2)ってのは脂溶性が高い(油に溶けやすい)ので危険です。私の子供のころ、ケガをすると先ずオキシドールという液体で消毒されたんですがね・・・、あの正体が過酸化水素なんですね。あれ、皮膚浸透性でしたでしょ。あれが脂溶性ってことで、私たちの皮膚から浸透したということです。そして、雑菌(これも有機生命体の1種ですね)を活性酸素の1種である過酸化水素で殺しちゃったってことなんです。
で、この過酸化水素って化学種は脂溶性が高いので、細胞内で発生すると色々な油の膜を透過していくのです。核膜までも・・・、核膜の中には、遺伝子であるDNAやRNAが存在していますので・・・
さらに過酸化水素はとても不安定なので、すぐに、ものすごく反応性の高いヒドロキシラジカルになるので、こいつが、遺伝子を損傷させる。ってことになるんですね。これが癌化の原因の1つと言われる由縁です。
さらに、この活性酸素は私たちの細胞膜を構成している不飽和脂肪酸なんかとも反応しちゃう。上の図がそうです。何が生成知るかと言えば・・・、トンカツの衣の上にたくさん付いていた過酸化脂質になる!ということです。
揚げ物をした後の油を放っておくと、どんどん臭くなってドロドロになりますよね。あれって、過酸化脂質がさらにラジカル連鎖反応して不飽和脂肪酸を色々なモノに変化させていくのです。
ですから、私たちの細胞の不飽和脂肪酸にとりついた活性酸素も同様の反応を引き起こすのですね。
もちろん後述しますが、私たちの細胞の中には、これら有毒な活性酸素を除去し、無毒化する強力な兵器が存在するのですが、加齢と共に、兵器の能力が落ちていく。なので、シミとか皺が増えていく!といくことになるのです。
ということで、私たちの60兆個の細胞内で今、この瞬間に発生している活性酸素を無毒化してくれるすごいヤツを紹介しましょう。

最強兵器は・・・ SOD(超酸化物分解酵素)デス。それからグルタチオンパーオキダーゼ、カタラーゼ!
この酵素があったから、いや、私たちが危険な酸素を有効利用しようとした遠い遠い太古のころから、いっしょに進化しつづけてきたのでしょうね(笑)。人類ってすばらしいと思いませんか?
地球が誕生した48億年前・・・

宇宙のかなたから見たら、地球の誕生もこんな感じだったのでしょうか・・・
たぶん、誕生したての地球は、放射能の嵐だったのでしょうね。
今の私たちがあるのは、放射能だって、何か大切な役割を果たしていたはずですよね。
宇宙全体から眺めると、地球自体が、化学フラスコの如くなのですよ。様々なモノが反応し合って、今がある!
反応時間は・・・46億年! そんな時間軸で地球を考えると・・・、今、生きていることにすら、感動を覚えるのは私だけでしょうか? 全ては偶然の重なりの上の必然とも言えるのでしょう。
さて、②の最後はこれ!

活性酸素を除去、無毒化してくれる酵素たちも、加齢と共に弱ってくるのですが・・・
地球の恵みの中には、活性酸素を除去シテくれるモノが、山ほどあるのですね。
特に私が愛する日本には、他国にはないすばらしい食材がテンコ盛り!
体の中のアイテムが弱る前に、口から活性酸素を無毒化してくれる食材を摂取すれば良い!
ということになるのです。
ただし・・・、笑顔で!ってことです(笑)。
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