« 第3481話 ~ 8月10日、落日前の襟裳岬の植物エネルギー ~!~ | トップページ | 第3483話 ~ 8月16日、北方系生態観察園の類葉牡丹さんの実がステキだす~!~ »

2013年8月17日 (土)

第3482話 ~ 8月16日、「北方系生態観察園の里山化」研究 ~!~

 私の最も重要な研究テーマは荒れた森の復活研究!=「北方系生態観察園の里山化」なのですが、今年は過去最高に森に入って研究活動をしてます(笑)。
 何年か前までは10月上旬から根雪になるまでにしてたのですが・・・・、今年は精力的に研究活動をすることにしました。
 今の時期の森に入ってメンテナンスすると・・・、林床が荒れると思っていたのですが・・・、今年は勇気を出して少しずつ前年笹を駆除した後の後始末をしてみようと思いました。
01
 東の尾根散策路際。昨年秋、共同研究者の方たちが精力的に笹を駆除してくださって・・・
 今年の5月22日には・・・
01a
 いきなり様々な植物たちが地上に顔を出した場所です。
 ここにはいきなりギョウジャニンニクさんの開花株も出現し、たくさんの種を地面にばらまいたのです。

 で、昨日・・・、向こう側から撮影しました。
01_2
 右の赤色矢印部分は、昨年のままの笹。ここは日当たりが良いので笹の背丈も高く勢いがあるのです。
 上左赤色矢印部分・・・、見にくいかもしれませんが、なんとか生き延びようとした笹君たちがいる場所です。
 拡大しますと・・・
02
 なんとか葉っぱを展開して、光合成して、エネルギーを溜めこもうという作戦です(笑)。

 もっと近くで見ると・・・
04
 昨年切断された茎の下部から新しい葉っぱが展開してますね。この根元部分からブチっと切っちゃう!
 それでもなんとか生き延びようとして、光合成して地下茎に溜めたエネルギー源であるデンプンを使い果たして・・・枯れる!
 まあフツウ夏になって広葉樹の葉っぱが太陽の光を遮る場所なら3年あれば・・・全滅します。
 17年間、この繰り返しの先に今の北方系生態観察園があるのです。

 おもしろいことに・・・最初は残存する笹くんたちを切断しようと思っていたのですが・・・、一番上の写真の右側赤色矢印部分の笹が気になりだし・・・
03
 本格的に笹刈りが始まっちゃった(笑)。

 もうこうなると・・・、疲れ果てるまで止まらない、止められない(笑)。
05
 まあこうなるのは必然! で、さらに・・・上の写真右側赤色矢印の部分が気になりだす。
 あのキハダくんの木をすっきりさせてあげたい! と思ったら・・・もう止まらない!

 で・・・
06
 こうなっちゃった(笑)。

 さらに・・・、アイデアが湯水のように湧いてくる!
07
 笹が密度高く繁茂しているこの部分を私の実験場にしちゃいましょう! ということで・・・
08
 両サイドにわざと笹を残し、来春から笹を駆除した部分がどのようになっていくのかを観察する!
 エビデンス至上主義者さんたちが繁茂してるんでね、比較対象の実験場を作ってしまった(笑)。
 ここは比較的太陽の光が差しこむ場所にて、笹の回復力も観察できるでしょう。

 というように・・・、笹を駆除する効能効果は・・・、以前のブログにも書きましたが・・・「
能動的思考&行動!」。まあ、今の日本に最も必要なクスリではないかと思ってますね(笑)。

 さらにここ!
09
 かつての客土事業によって深く削られている東の尾根から谷への急斜面。
 昨年10月7日はこんな状態だったのですね。
 笹を駆除するまでは・・・、もちろん笹薮の中に他の植物たちの存在はゼロ状態!
 それが・・・

 春先にはカタクリさん、エゾエンゴサクさん、ニリンソウさん、エンレイソウさん・・・・etc・・・、すごい数の開花株がいきなり地上に顔を出し・・・
Dsc07243_2
 このようになり・・・
 上左の写真の場所をよーく見ると・・・
10
 ね、ちゃんと次世代の子孫を残す営みを行う植物たちがいた!
 笹が繁茂していると・・・、これまで通り・・・、何も起こらないどころか・・・、今いる樹木たちはどんどん年齢を重ね、やがて朽ち果てていくのですね。ですから、樹木たちだって、ちゃんと次世代の命を紡がなくてはならないのです。
 で・・・・
11
 ほらね、ちゃんと次世代の子孫たちが新しい命を展開させてるでしょ!
 そして、この植物たちが・・・、地球の元気そのものなんですね(笑)。

 北方系生態観察園の森はこうして元気になっていくのです!

 来週も森に入ります!
 

|

« 第3481話 ~ 8月10日、落日前の襟裳岬の植物エネルギー ~!~ | トップページ | 第3483話 ~ 8月16日、北方系生態観察園の類葉牡丹さんの実がステキだす~!~ »