植物エネルギー 第219話 ~富良野岳の植物エネルギー~
昨日に続いて、2000m級の山に生きる植物たいの元気をお届けします。富良野岳の植物たちです。
平地の植物たちの修行もかなり進んできたので、昨年から高い山にしか住めない植物たちの勉強を始めました。植物写真家の梅沢俊さんの名著「夏山ガイド」や駒井千恵子さんの写真集を読んでいたら・・・富良野岳の植物たちは、赤岳や旭岳の植物たちとは少し違うように感じていたので、数年前からチャンスがあればぜひ行ってみたいと思っていました。いつものようにCanon EOS1とタムロンの180 mmマクロレンズ(F/3.5)、Canon EF17-40 mm(F/4.0)ズームワイドレンズと愛用の鉄製のGITZO(ジッツオ)三脚を手に持っての登山開始です。フィルムはもちろんフジフィルムVelvia50。
2008年6月30日。朝4時に札幌を出発。登山口の十勝岳温泉に7時半到着。色々な準備を終え、8時に登山開始です。天候はうす曇、微風。少し肌寒い。
先ずは、登山口から15分ほど歩いたところから・・・
本格的な登山道へ入るにはもう少し先かしら・・・などと思いながら、砂利道を歩いていきます。山の上はガスっている。頂上は寒いかも・・・
先ずは、上の写真のピンクの↓の山の横を水色の→に沿って登っていくらしい・・・。大丈夫だろうか・・・。なかなか「険しいそう」少しだけ気持ちがひるみます。
さらにゆっくりと登っていきます。
いよいよ本格的な登山開始!黄色い↑が登山道。真っ直ぐ向こうが十勝岳、の安政火口。そこまで行って戻ってくる人もたくさんいます。
さらに行きます。
登山口近くから見た小さな山・・・そこをトラバースしていくのですが・・・なかなか・・・デス。もう汗がうっすらと・・・写真奥を超えると少し楽になりました。
一見すると登山道には思えませんよね(笑)。私を追い抜いて行った年配の方がもうあんなに遠くにいます(赤い↓)。「戦前生まれの人の体力は違うよなあ」などと負け惜しみ。
とか言っている内に・・・
眼下にはステキな雪渓が・・・そして目の前には・・・そうです。今が絶好調のステキなコエゾイワザクラくんが・・・「ワーイ!」。ますますゆっくりの登山になっていきます。
ツツジ科植物が絶好調!おそらくクロウスゴくんだと思うのですが・・・今の私にはクロマメノキとの区別がつかないのです。修行せねば!
そして私の大好きなチングルマくん!富良野岳のチングルマくんはまた別物ですね(ニコニコ)。蕾のかわいらしいこと!最高ッス!
群落ではないものの、キバナシャクナゲくんとかっこいい典型的なエゾノツガザクラくんに会えました。
そして・・・
雪渓がなくなった所には、ステキな紫色のショウジョウバカマくんが・・・「ここはまだ早春なんだ」。
で・・・ふと見上げると・・・
「いやー、右側上のトップまで行くんだよなあ(笑)。急がず、慌てず・・・」と自分に言い聞かせます。
そして・・・、一気に稜線まで・・・
ここまで3時間ほど・・・先ほど見上げていた辺りを見下ろしてみました。
ここからも植物たちでいっぱいだったのですが、写真は一気に頂上まで進んでみましょう。
さっき写真を撮った辺りを頂上から見下ろしました。山頂到着12時です。
稜線沿いには、この過酷な環境でしか生きることのできない植物たちの元気でいっぱいでした。
先ずは・・・
コエゾツガザクラくん。咲いたばかりで朽ちた花は1つも無い!
次は・・・エゾノツガザクラくんの形をしてますが・・・色が違う。たぶんニシキツガザクラでしょう。で、その右・・・コエゾツガザクラくんらしいですが・・・シワシワです。で、シワコエゾツガザクラくん!そう呼びかけてしまいました。
でお次です。
イワウメくんとコメバツガザクラくんです。イワウメくんには初めて会いました。岩壁にびっしり咲いていて・・・まあびっくり!デス。
ジムカデくんとイワヒゲくんも絶好調!
稜線に入る手前にはジンヨウキスミレくんと一輪だけシナノキンバイくんがいました。
そして・・・初めて会えました。トカチフウロくんです。なんか優しいオーラですね。エゾコザクラくんも絶好調でした。
ミネズオウくんも最後の頑張り。キバナシャクナゲくんも今が盛りと・・・
ふと上を見上げると・・・・まあびっくり!
大群落です。思わずレンズ交換!ワイドレンズで!
こんな大群落もありました。エゾノハクサンイチゲくんです。それにしても背が低い。
暑寒別岳のそれはもっと背が高かった!
かっこいいエゾノハクサンイチゲくんをパチリ!その横にはアオノツガザクラくんも・・
そして・・・
ホソバイワベンケイくんとエゾヒメクワガタくんです。
地面をよーっく見ると5 cmほどの小さな黄色い花が・・・ヒメイワショウブくんです。初めて会いました。近寄ってマクロレンズ越しにファインダーを覗くと・・・最高ッス!
そして・・・
ラッキーでした。咲きかけのウズラバハクサンチドリくんがいました。それと・・・ミヤマキンバイくんです。
最後にお目当ての・・・
どうです!咲いたばかりのコイワカガミくんたち!ラッキーでした。
北海道内では富良野岳とあとどこでしたっけね・・・そんなにポピュラーではないんですよ。他の大雪山系山にはいないようです。
最後は当然アップで!
今年は行く先々で最高の植物たちに会えます。「このまま進め!」と神様が言っているように思えてなりません。神様に感謝!そして、急がず、騒がず、怯えず、焦らず、邪とは交わらず、自分の心にウソをつくことなくゆっくり、光だけを見て真っ直ぐに目指す方向に進もうと思った往復8時間の登山でした。
北海道の山、森の植物たちは元気いっぱい。いつもいつの時も私に勇気と元気をくれます。


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