2009年6月23日 (火)

植物エネルギー 第382話 ~ 心のクスリ&野口農園情報 ~

 夏至も終わり、6月ももうすぐ終わってしまいます。今月もスペシャルに忙しいですね(笑)。少々身体は疲れてますが、心はバリバリに元気です。

 6月21日(日)、今月4回目の講演をが終わりました。『薬草園を見る会』に来てくださった190名の皆さん、ありがとうございました。北海道医療大学・北方系生態観察園が植物たちで最高に盛り上がるのは、雪解け後、4月下旬です。ぜひまたお越し下さい。お待ちしています。

 ということで、4月中旬から北方系生態観察園の谷で残雪の中に咲く黄色いお花、エゾノリュウキンカくんと、その花が終わって、次世代の遺伝子を残すための熟成期間=果実形成期の様子をポジフィルムのデーターでお届けしましょう。

 先ずはお花から・・

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 6月になると・・・、緑色の中のお星さま!

 植物たちからいただく感動は森の中にいつもあるんですよ。

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 さて、2006年に鮨商新聞に連載した3作目のショートエッセイからです。

                   薬とは「心のくすり」・・・

 このコーナーの連載も3回目になりました。前2回は、私のとりとめのない個人的な思いを書いてみました。私の専門は薬用植物学と漢方です。最後に薬に関係したお話を少しだけ。先ず、「未病」について。人はいつか必ず土に帰っていくわけですが、「未病」とはいうのはそれまでの間、病気にもならず、心が元気で身体も健康な状態のことです。私の研究テーマのほとんどは、「未病」の状態を長く続けるためにはどうしたら良いのかを考え、自分自身で実践ながら体験していくことです。私は「未病」を長く続けるために大事なことは「心の元気」以外にないと考えています。心を元気にする「くすり」があるとしたら、それはいったい何でしょう?
 ところで、「薬」という意味を2004年5月に小学館から出版された日本国語大辞典第2版で調べてみると以下の4つが薬として定義されています。
 
1. 人の肉体や健康、生命などについて霊妙な働きをするもの。
 2. 病気や傷を治療したり、健康や生命の保持、増進に役立てたりするために、服用、注
     射、または塗布するもの。
 3.(医薬品や薬草などとされないもので)健康の保持、増進や傷病の治療などに効果が
  あるもの、または行為。からだのためになるものごと。
 4. 人間の、まちがった、適切でない行為や性向などを改めるのに効果のある物事。精神的にためになること。

 
現代に生きている私たちに「薬」というのは、なんとなく2番目だけの意味として理解されているのではないでしょうか?健康を維持するためにはお医者様からいただく、いわゆる薬だけに頼っていてはままならないはずですし、皆さんも、薄々、あるいは真面目に感じ始めているのではないでしょうか。
 私の専門の一つに薬用植物学がありますが、何も薬草、漢方薬としての生薬だけを教える学問ではないのです。例えば「しょうが(しょうが、)」。これは薬ですか?食べ物ですかと尋ねたら皆さんは何と答えますか?答えは両方です。薬でもあるし食べ物でもあります。そうやって考えていくと、野菜や果物なんかはほとんど薬でもあり食べ物でもあると考えることができます。
 目、耳、鼻、口、肌、いわゆる五感を使って大地に流れる生命エネルギー『気』を取り入れることが、心を元気にし、さらには体を健康にするというのが中国3000年の歴史を持つ漢方の最も基本的な考え方です。ですから五感を通じて感じる色々な感動、ステキな驚きはすべて心のくすりになるはずです。漢方でいうところの感動とは、人から与えられる受動的なものではなく、自らが考え行動した結果、自分で獲得する能動的なものをいいます。自分で判断し、自分で行動し、自分でその責任を負う。人のせいにはしない。これが今、日本人に最も必要な栄養かもしれませんね。
 『ホッとする』というのは『気』が抜けることをさします。『気』がぬけるということは一番大切な生命エネルギーが減ることと同じことなんです。だから『ホッとした』分、減ったエネルギーを何かで補充しなければいけないんです。補充するもの、それが感動ではないかと思います。『勇気と元気は使えば使うほど増える』って皆さんご存知ですか?新たなことに取り組もうとする時、勇気、元気が必要なんです。その事を成し遂げた時に大いなる感動につつまれます。そして、さらに次に向かう勇気と元気が湧いてくるのではないでしょうか?
 ところで、都会では「旬」を感じる機会がほとんど無くなってしまいました。「便利」という名のもとに、お金を出せばお魚でも野菜でも簡単に手に入れることができる社会を作り上げてしまったんです。だから、漁師さん、農家の皆さん、鮮魚や野菜を運んでくれる人たちのことがだんだんと人々の頭の中から薄れていくのです。このことはとても怖いことです。だって、魚介類に限らず、私たちの口から入る全ての食材には大自然からの「気」だけではなく、命がけで獲って下さる漁師さん、愛情かけて育ててくれた農家の皆さん、それを熱い気持ちで都会に運んでくれている人たちの「気」が練り合わさっているはずですから。全てを知った上で口に入れるならば、そこにはいつも「感動」と「感謝」の気持ちが自然に湧き上がってくるはずです。食材の栄養成分もさることながら、この「感動」と「感謝」の気持ちこそが、心をいつも元気にしてくれる最も大切な「心のくすり」になるのです。
 お鮨屋さんだって、新鮮な魚介類だけでなく、ガリ、海苔、卵のだし汁、酢、山葵、醤油、器、お茶、そして握る職人のステキなオーラ。これらが足し算されてステキなお鮨屋さんになります。
 物が豊かな時代に生きる私たちにとって、今一番必要なキーワードは「心のくすり」です。お金で買うことのできない感動で心をいっぱいにする人生の旅をしたいものです。

 今週の予定。

 薬学会に「ファルマシア」という学会誌があって、10月号のグラビア3ページに計12枚、私の作品を掲載してくれることになりました。私の想いも書いて良いとのこと。写真の選定とショートコラムを今日中に書き上げます。もちろん・・・「身近な感動=心のクスリ」ってことです。

 あと、7月4、5日で開催される「第3回漢方・薬用植物研究会 出前講座 in 襟裳岬」の書類作り。そして今週末から来週の火曜日まではすごい!

 27日(土)の朝4時に札幌を出発。一気に幌延町まで行きます。サロベツ原野の植物たちを見てきます。もちろんその途中の植物たちの観察も兼ねます。で北海道テレビHTB「イチオシ!」で「世界で1つだけの味」で紹介された、幌延町の「とろふわオムカレー」を食べてきます。で、夕方までに名寄市に入って、翌28(日)は朝9時半から、(独)医薬基盤研究所 薬用植物資源研究センター 北海道研究部(北海道名寄市大橋108 TEL/FAX 01654-2-3605)で「薬用植物観察会&撮影会(主催:札幌薬剤師会北・東石狩支部)」を開催します。

 そして、夕方4時まで名寄市北国博物館で開催されている私の写真展の作品搬出後、夕方6時から旭川を抜けて、一路襟裳岬に向かいます。6月29、30日は、7月4、5日のイベントの植物観察会のための下調べと最終打ち合わせです。それと、時間があれば湧洞原生花園、もし時間があれば、私の友人が行くことを強く勧める豊北原生花園まで足をのばして、30日の夜遅く大学までたどり着く予定です。

 あー、ハードだねえ(笑)。『忙しさよもっと来い!』って感じです。

 本日のお追加ブログです。野口農園に行ってきました。

 イチゴは絶好調です・・・が、今年は食べ放題無しだそうです。

 ジャガイモ(キタアカリ)は開花。

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 こんなジャガイモ畑の中に一輪だけお花が咲いていました。

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 トマトの花も開花。

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 2種類のトマトがもうなってました。早く完熟のトマトが食べたい!そう思いました。

 もうすぐ赤く熟していくんです。

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 さらに・・・、エンドウマメの花とキュウリ!もう実がなっていました。

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 最後はキャベツ!

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 千切りにウスターソースで!最高です。

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2009年5月 1日 (金)

植物エネルギー 第358話 ~北海道医療大学・北方系生態観察園の里山化から12年・・~

 昨日、北海道テレビHTBの『イチオシ!』に生出演してきました。ご覧になった方、いかがでしたか?私としては・・・あれで結構緊張してるうですよ・・・と言っても最近誰も信用してはくれないのですが・・・(涙)。5月は13日(水)と28日(木)の出演が決まっています。ぜひご覧になってください。

 さて・・・北方系生態観察園が春の植物たち(カタクリさん、エゾエンゴサクさん、ニリンソウさん、エンレイソウさん、エゾノリュウキンカくん)の春の祭典です。私は1年で最も大好きな季節です。ピークは過ぎつつあります。これが過ぎるとまた1年待たなければなりません。ぜひぜひ最優先でお越し下さい。

 ということで、今日は、北方系生態観察園の歩みをご紹介します。12年前、今は無き恩師の故縣(あがた)先生と私、そして私のところへ通っていた学生たちで始めた北方系生態観察園の里山化。有機化学を捨ててから、一貫してずーっと続けてきた最大の研究テーマが、研究開始後12年の時を経て大きく開花しました。感無量です。

 先ずはその歴史を表にまとめてみました。

 思い返せば、16ヘクタールの荒れ放題の山林を1週間に2回、5時以上、笹を掻き分けながら植物調査をしたのが1997年春のことでした。笹しかない林床を丹念に見ながら、図鑑とにらめっこ。当時は芽出しで植物の名前が分かるなんてことがなかったですから、花の咲く頃を見計らって5時間以上の笹こぎをして、1株、2株しかない貴重な植物を見つけては、フィルムに修め、1年の年月をかけて分厚い報告書『北方生態観察園実施調査報告書』を作製し、大学事務局と薬学部の各講座に1部ずつ配ったのが最初のイベントでした。とにかく無我夢中ってあんな感じのことを言うのでしょうね。

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 当時、かつて北海道副知事だった故寺田理事長がOKのサインを出してくださいました。

 1999年から4年間、薬用植物園園長を任され、2000年には、北大薬学部の薬用植物園をずーっと管理されて、その年北大を退職された、私の植物の師匠、吉田氏を招聘。植物の知識、里山の管理の仕方を伝授していただきました。今はカタクリ満開の場所もかつては、クマイザサのが繁茂し、カタクリの個体数もごくわずかでした。北方系生態観察園の始まりは私と故縣先生、そしてこの里山作りの実務、教育をしてくださったのが吉田さんでした。

 私の後任の現園長の関崎先生もその後、北方系生態観察園の発展にまい進しています。任をおりた私は・・・2003年から春・夏・秋・冬、ほとんど毎日森へ出かけ富士フイルム社製Velvia50に北方系生態観察園内の全ての植物たちの芽出しから枯れるまでをフィルムに残そうと、写真を撮り始めました。カメラの師匠は現在山形市でズテキな薬剤師になった当時写真部の学生だった熊谷仁くんでした。カメラなど何も知らなかった私の師匠でした。

 その後、本当に色々ステキな方たちの出会いがあり、富士フィルムフォトサロン札幌で2回(合計5,800名)、そして今年はついに写真家であれば最高峰の写真ギャラリー、富士フイルムフォトサロン東京での写真展を開催するまでになりました。さらに今年3月には富士フイルムフォトサロン仙台と・・・・。このような人生を歩くことができ・・・出会った全ての人に感謝するとともに、思いっきり恩返しをする人生が始まりました。東京では3,800名、仙台では約1,000名。合計すると・・・10,600名の方たちと出会え、全ての人たちから心からの笑顔を見せていただけたことは・・・私にとって何よりの勇気と元気でした。『もう何も怖れるものは無い!』。今はそう思いながら、さらに高いレベルの精神世界を見るためにあらゆる修行を続けるつもりです。

 さて、私のメインの研究テーマの里山作りに話を戻しましょう。

 いったい何をやっているのかというと・・・こんなんです。

 先ずは、林床の植物たちが全て眠りについた10月末から根雪になる11月上旬までに選定バサミでクマイザサを根っこから駆除していきます。

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 笹刈りを続けること5時間でこうなります。これは、2004年10月末の状態です。

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 上の写真の場所はその後さらに笹刈りが行われ、下の写真のように、奥までスッキリです。下は2007年ですね。この後、笹の駆除だけではなく、シダ類の駆除、さらには林床に積もった枯れはの掃除なども作業内容に加えています。この斜面、ずーっとカタクリさんがいることを12年前から私は知っていたのです。だから・・・このラインをピンク色に染め上げる森にするのが私の夢でもあります。

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 さて・・・明けて2005年春には、何もいなかったところがこんなふうになります。カタクリさんはまだ少ないですが、エゾエンゴサクさんはかなりの個体数ですね。ここからがスタートです。森がどんどん豊かになっていくのです。

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 そして、2009年春には・・・、下から上を見上げました!こんなにカタクリさんが増えています。でも・・・まだまだ株が小さい!あと3年・・・デス。

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 上から下を見下ろしても・・・、すばらしいですね。何もなかった森がどんどん生き返っています。

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 昨年笹を刈った場所⇒こちらのブログをご覧下さい。一番トップの辺りはこうです。

 ここにはカタクリさんはいません。かつて、泥炭地に客土するためにえぐられているからです。でも・・・笹をあけておけば、きっと色々な植物さんたちが飛び込んできますからね。大丈夫なんです。

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 ここよりちょっと低いところも・・・こうです。バイケイソウくんの住み良いところなんですね。でもピンク色のカタクリさんがちゃんと・・・。あと3年です。大丈夫!

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 下から上を眺めてみました。

 もうこんな場所だってあるんです。でも・・・ここは2007年に笹を開けたところかもです。

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 さらに、さらに・・・地面をよーっく眺めてみると・・・、花茎は上がってはいませんが、大きな葉っぱのカタクリさんが所狭しと・・・来年はきっと見事な花を咲かせてくれることでしょう。

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 さらにさらに・・・地面にはいつくばってよく見てみると・・・、1年もののカタクリさんです。先っぽに豆粒のようなものが着いていますが、これが、前年度蟻さんが地面に播いた種です。発芽して持ち上がっているんですよ。で、もっと驚きなのが、このか細い1本の葉っぱだけで、来年、発芽するエネルギーを光合成によって蓄えるのです。来年1年分だけのエネルギーです!このか細き葉っぱが円形になるのは、この後3年以上たってからです。文献によると・・・発芽から7~8年目までは、光合成によって作られるエネルギー(デンプン)の量は翌年の分しかなく、貯蔵できるのは開花する年あたりからということになっています。

 余分な貯蓄はしない。自分が生きるだけの最低量のエネルギーだけを貯金する。子孫を残せるくらいに成長してから、自分のエネルギーを貯槽する。まるで地球に優しい生き方ですね。子供といえども、生まれた後は自分の力で生きていく、そうでなければ淘汰される。地球に優しい遺伝子だけが残されていくカタクリさんの世界からは少しく学ぶことがありそうです。

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 さらに・・・谷だって・・・こんな植物たちはほとんどいなかったんです。それが・・・12年の時を経て・・・谷全体が黄色になりました。エゾノリュウキンカ(蝦夷立金花)です。写真右奥は笹が残ってますね。今年は・・・ここも駆除しましょう(笑)。

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 近くに行って見ると・・・さらに心に元気が染みとおってきます。こうです。

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 いずれにしても・・・12年間かけて愛を込めて育て上げた森。それが北海道医療大学・北方系生態観察園なのです。

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2009年4月 5日 (日)

植物エネルギー 第345話 ~ 北方系生態観察園の芽出しエネルギー ・・・待ちに待って1年ぶりの蝦夷立金花・・・~

 今日は4月5日(日)。今日は・・・北海道医療大学北方系生態観察園の蝦夷立金花(エゾノリュウキンカ)くんか、蝦夷延胡索(エゾエンゴサク)さんの一番花に逢えそうな予感がしたので、朝7時から森の中に入ってました。

 雪解けがどんどん進んでいます。

 毎年片栗(カタクリ)さん、蝦夷延胡索(エゾエンゴサク)さん。延齢草(エンレイソウ)さんがいっしょに、かつ目の前で見ることのできる場所の様子から・・・

 あと一週間もすればこの大きなイタヤカエデくんの木の根元には芽出しエネルギーでいっぱいになります。

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 階段の向こう、登っていく左側は2004年から私と、学生、昨年は札幌薬剤師会・北支部の薬剤師の先生たちが、笹を刈った場所です。笹を刈った場所がどんなふうに変わっていくのか・・・これも私の研究テーマです。

 まだまだ雪が残っています。

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 さらに奥へと進んでいきます。右手急斜面には片栗さんがたくさんいるんですよ。これは・・・12年前に故縣先生や学生たちといっしょに植物調査したときに確認済み。あと5年たったら・・・きっと片栗さん、蝦夷延胡索さん、延齢草さんをいっしょに見ることのできる名所になるはずです。全国どこの大学にもない、北海道医療大学でしか感じることのできない植物エネルギーいっぱいの森。13年前から夢見てきたイベントの1つです。あと5年です。

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 上の写真の左側は・・・

 橋のかかっている谷が見えます。あそこには・・・きっと蝦夷立金花(エゾノリュウキンカ)くんたちが水の中から顔を出しているはずです。ひょっとしたら・・・一番花に会えるかも・・・

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 急がず、慌てず・・・先ずは・・・一番日当たりの良い東の尾根に出ます。

 さすが・・・もう雪は無くなっています。2009_04050008

 上の写真左側の笹を進むと、昨年笹刈りをして広くなった日当たりの良い場所があります。笹こぎをして行って見ました。さてさて、ここにカタクリさんはたくさん出現するのでしょうか?

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 かっこいい芽出し発見です。バイケイソウくんです。ひょっとして・・・この辺はバイケイソウくんの群落に・・・???

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 散策路の左側には森で一番大きな蝦夷延胡索さんがいます。どうです!もう花芽をもっています。毎年森の中で一番最初に大きな株がすっくと立って、見事な花を咲かせます。きっと明日開花ですね。明日も来なくっちゃ!

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 この蝦夷延胡索さんの右側には・・・、ナニワズくんも開花間近です。雄花かしら?雌花かしら?皆さんはどっちだと思いますか?

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 展望台に向かう途中にこんな芽出しエネルギーを発見!いったいなんでしょう?

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 展望台に着きました。遠く札幌の街を眺めます。ん~、春って感じですねえ。

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 展望台のにはエゾノバッコヤナギくんが・・・もうすぐ開花です。

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 もう一度森の中へ・・・そして・・・谷へ下りてみました。

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 谷にはまだまだたくさんの雪が残ってます。でも・・・

 雪解け水が音を立てて流れています。人工的なモノが何一つ無い、聞こえない谷の中で、橋の上に座って、この水の流れを聴いているだけでも・・・元気いっぱいになります。

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 おもむろに立ち上がって、まわりを見渡すと・・・、いましたいました・・・お目当ての植物さんが・・・

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 どうです!1年ぶりの再会です。『水の中からこんにちは!』。蝦夷立金花です。小川のせせらぎを聞きながらの撮影。堀田、エネルギー全開!デス。

 と、ゆっくり周りを見渡すと・・・、昨日咲いたんでしょうね。蝦夷立金花くんの一番花。

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 こちらは・・・今朝開花。

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 いやはや・・・ついに、待ちに待った春!ですね(笑)。

 そして・・・こんなのもいました。

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 赤~い、赤~い怪しい芽出しは・・・、ご存知ですよね。ザゼンソウくんです。

 当然フィルムカメラでも撮影しました。ニコンF6、EOS-1v、CONTAXの3機種を使い、計4本も・・・撮影してしまいました。同じ被写体も撮影したので、作品がどう違うのか・・・現像が上がってからお見せしますね。

 都合3時間。森の中にいました。植物たちの春のエネルギーをいっぱい吸ってきたので・・・明日からも・・・全開です。

 最後は・・・

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 森の出口にあるため池ですが・・・、もうすっかり氷が無くなって・・・水面を風が走って行きました。

 今回はFUJIFILM FINEPIX F200EXRでの撮影でした。

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