2009年11月 6日 (金)

植物エネルギー 第469話 ~ 日本最古の七味唐辛子も植物エネルギー & 日曜日は笹刈り~

 今日は先日埼玉県の県立常盤高等学校におじゃました時に、ほんと少しだけ時間をとって浅草に行ってきました。

 お目当ては・・・日本最古七味唐辛子屋さんの・・・「やげん堀」さんで、美味しい七味唐辛子を購入することでした。

 西洋では、スパイス(香辛料)、ハーブと言われているものは・・・基本的には乾燥状態のものです。シナモン(桂枝)、クローブ(丁子)、コショウ(胡椒)世界3大スパイスと呼ばれています。肉を主食とする狩猟民族にとってスパイスは生きていくために欠かせぬものだったんですよ。

 だって・・・弓矢しかない時代に、狩猟に出かけても、いつも獲物が手に入ったわけではないでしょうから、獲った獲物のお肉は次に獲物が手に入るまで保存しなければいけなかったでしょう。もちろん冷蔵庫など無い時代ですから・・・お肉は放っておくと腐敗してしまうわけですよね。食べることがでいなくなってしまうのです。すなわち、スパイスとは・・・酸化防止剤=酸素トラップ剤=抗酸化剤=還元剤ということだったんですねえ~。ピラピッドの中に保存されているミイラのお腹には・・・クローブなどのスパイスが詰まっていたということをご存じでしたか?

 ミイラの保存技術とは・・・スパイスの効能なり!

 全く化学の知識のない紀元前4000年に人類は、すでにスパイスに抗酸化作用があることを見つけ、利用していたんです。現代科学の多くは、この現象を説明しているに過ぎないのです。

 それに対して、日本では・・・どうかと言うと・・・肉は主食ではなく・・・植物が主食だったんですよね。植物が腐ることは・・・腐敗とは言いません。発酵といいます。で、多くは新鮮な食材ですから、酸化防止剤的にスパイスを使ってはいませんでした。どちらかというと、食中毒予防とか・・・漢方薬的に使っていました。なので、日本ではスパイス(香辛料)ハーブとは言わず、薬味(やくみ)と呼んでいました。使い方も西洋では乾燥した香辛料をブレンドして使うのがフツウ。生姜なんかは、ジンジャーですよね。それに対して、薬味の使い方は生で単味で使うのが特徴です。

 西洋人、他の国の人、日本人の食文化について簡単にまとめてみました。以下のようになります。

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 そんなわけで、七味唐辛子は、薬味乾燥後、ブレンドにして使った日本史上初めての例なんですよ。

 14年前になりますか・・・私が植物、漢方、香辛料などの修行を始めて、一番最初に興味を持ったのが、七味唐辛子でした。あれっ、いつも使っている七味唐辛子の七味ってなんだろう?」というシンプルな疑問から全ての勉強は始まりました。

 で、生薬学会で主だった先生方にこの素朴な疑問を投げかけたのですが・・・・答えられた人は誰もいなかったので、「これは仕事になる!」って思ったんです。

 日本最古の七味唐辛子を作った人はなんと・・・薬師(くすし)、すなわち薬剤師さんだったんです。なので、やげん堀の”やげん”とは、漢方薬を調合する”薬研(やげん)”をひらがなに直したものです。

 その機械は以下のようなものでした。

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 あの有名な徳川家康も超優秀な薬師(くすし)だったんですよ。

 13年ほど前に七味唐辛子については、キューピーマヨネーズで刊行している情報誌キューピーニュースに投稿しています。ホームページ上にもアップしてありますので、ぜひご覧になってください。こちらをクリックしてください 七味唐辛子

 最も古い七味唐辛子屋さんは浅草にある”やげん堀”さんですが・・・その後、長野、京都へと七味唐辛子は広がっていきます。そして、その土地の食文化に合わせて進化していくのです。長野は善光寺近くある”八幡屋礒五郎”さん、京都は清水寺近くある”七味家”さん、いずれも200年以上の長い歴史のある七味唐辛子屋さんです。

 3件合わせると、10味の薬味になります。七味ではないのです。

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 以下に3件の唐辛子屋さんの七味についてまとめてみました。

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 江戸(東京)は、濃い口醤油ベースのお蕎麦に、長野は、やはり 戸隠のお蕎麦(私はまだ食べた事がありませんので・・・推定です)、京都は薄口醤油味ベースのお饂飩に合わせたブレンドになっているはずです。

 食と香辛料は切っても切れない縁になっています。

 さて、いよいよ浅草にある”やげん堀”さんのお店を画像でご覧いただきましょう。

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 お店の前にくると・・・粉山椒の良い香りが漂っていました。

 お店の中に入ると・・・

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 7つの薬味が単品で並んでいます。私はすでにブレンドされた中辛大辛を購入しましたが・・・ここでは、自分の好みに合わせて、好きなようにブレンドができます。

 中辛大辛です。

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 ここの七味唐辛子を使っちゃうと・・・大手のそれは・・・no thank you !ってことになっちゃいますので、要注意なのですが・・・

 ぜひ一度お試しください。Maxです(笑)。

”やげん堀”さんのホームページはこちら  ”やげん堀” 

 そして・・・最後は11月8日(日)に開催される北海道医療大学・北方系生態観察園の笹刈りイベントです。参加される方は午前9時半までに、北海道医療大学薬学部付属薬用植物園に集合でーす。軍手、剪定バサミ、昼食、飲み物・・・カメラもかしら?・・・とにかく全員集合でーす!

 昨年の笹刈りの様子です。

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 では、お待ちしてまーす!

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